わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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小林よしのり氏のデモ嫌い・学生嫌いは「あり」な議論だけど今の現実はとらえていないと思うよ
小林よしのりはデモを批判し、学生による運動参加を批判している。デモは万能じゃないし、同時に深く思考し、人々の内面を変えていかなければならないことはその通り。こういう批判が成り立つことはある。それから、学生は学生としての限界を持っているし、生活者として未熟であることも事実だ。かつての「全共闘」運動は、学生を運動の先頭ととらえるとんでもない思い違いを犯した。こういう勘違いは深刻な結果を招き得ることはその通り。そういう批判が成り立つこともある。
小林よしのりの魅力は、こうした落ち着いた批判的認識装置をしっかり持っていること。教養と言い換えてもよいだろう。国際社会をどうとらえるか。資本主義とは何か。歴史的にものをとらえるとはどういうことか。人の倫理はどのように決まるのか。民主主義とは何か。そしてその中で戦争や軍隊はどのように位置づけられるのか。単純な戦争否定や民主主義の絶対化や、若者の礼賛にも陥ることはない。社会の事象を見るうえで必要な視点を確保している。
だけれども、こういった批判的認識装置は、事実そのものを超越することはできない。

僕は今回のデモについても、もちろん万能だと思わない。世論にも届く面と届かない面があることは感じる。「お花畑たちがバカなことをやっている」という冷笑主義で歯牙にもかけない世論が、無視できない広がりを持っていること。これについて一方で冷静に観察する必要がある。だが、デモには事態を動かす力がある。これから数日間の展開はそのことを実証するだろう。

僕はSEALDsの若者たちについてだって決して完璧だなんて思っていない。小林よしのりとの対談の様子は、小林によればかなり厳しいものだったようだ。やはり「左翼」の代表的な存在としての名を背負ってしまっているがゆえに、自由闊達に小林と意見を交わすことはできなかったのかもしれない。牛田君の手紙ははっきりした情報だが、僕はあまり評価できない。「国のために、犠牲になる意志が〝愛国〟というのは自己矛盾である。なぜなら、〝愛国〟という時の〝国〟は〝国民を生きさせるために〟こそ存在しているからである」から、国のために準じるという行為を肯定しているものを一般的に否定しようとしている。この論理では、現実に侵略に立ち向かわざるを得なかった被侵略国としての抵抗に身を投じた人の実存には決して迫れないと思う。学生らしい限界ではないか。僕も学生ときには、「軍事力で他国を脅迫するような抑止力を前提にする思想は許せない」と言ってみたりして一人前のつもりでいた。だがこれは論理になっていないことは明らか。こんな論理で抑止力が切れるなら、だれも苦労していない。
だけれども、今のSEALDsの反戦論は、ただの願望だけのものではない。そんなレベルでは若者や人の心をとらえられない時代になったのだから。昨日の公聴会での発言を聞いたが、学生としての層の本来的役割や弱点といったものをよく自覚しながら行動しようとしていることがわかる。「しばき隊」?の限界から十分に自由ではないとも感じる。発言は学生にありがちな観念論の弱点をときどき見せる。あたりまえだ。若いのだから。彼らのことはあまり心配していない。小林の「運動を自己目的化する危険」についても十分自覚的だと思う。

むしろ大人の方が心配だ。初めに述べたような、「お花畑がバカやっている」と冷笑するような人々や、安保法案反対派は日本の安全保障を考えていないと思い込んでいるような人々に、どのように問題性に自覚的になってもらうのか。このことを大人は複眼でとらえ、対応していかなければならない。この大人の役割を果たせるかどうかがむしろ問われている。
若者はよくやっていると思うよ。
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