わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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フランスの新聞社に対する言論テロを糾弾する
まず3つのことを言いたい。

1.テロはテロである。宗教的背景も経済的格差や大国の覇権主義的介入も関係ない。犯罪として取り締まり裁けばよい。言論の自由に対する暴力は、とりわけ重大な犯罪性を持つ。
2.テロに走る若者が出る背景には、経済的格差や大国の覇権主義的介入があることは事実だ。これを克服しなければ根本的な解決はない。
3.イスラム独自の価値観と西欧のキリスト教的あるいは自由主義的価値観の対立、あるいは前近代と近代の価値観の対立にしてはいけない。

3はとても重要だ。
宗教的価値観の対立に回収する直感は非常に危険。イスラムにも前近代から近代さらにはおそらくポストモダンもあり、キリスト教にだってもちろんある。イスラム国の本質は前近代ではなくむしろ意識的なポストモダンだと僕は思っている。一方でキリスト教や西欧の価値観が根本的に穏健で自由だなんてとんでもない。魔女狩りの歴史をみればわかる。資本主義的な経済システムが早くから発展をしたことに条件づけられてキリスト教や西欧の社会でたまたまそのような潮流が力を持ったに過ぎない。しかも一方で多くの逆流や強烈な反対物をも生んできたことは、フランス革命の経過やナチズムを見れば明らかだ。
テロリストは近代的価値観を共有していないかもしれないが、それはそういう土壌の下に置かれたからだ。それをテロリスト個人の資質に還元して非難するのは最悪の啓蒙主義だと思う。
NHKの番組で解説を担当していた識者の片方には、明らかに3的な問題点を感じた。公的空間とか宗教選択自由の原理といった啓蒙主義の観点に立った上から目線で今回のテロを倫理の観点から非難するのは著しく本質を外している。今回のテロを罰する論理は、フランスや国際社会の一定のルールという法的規範に求められるべきだ。

テロリストの行為は淡々と現実のフランスと国際社会のルール(法的規範)に従って取り締まり、罰すればよい。

もう一つ。こういうテロを生む土壌には国際社会における格差や大国の覇権主義的振る舞いがある。その点からテロリストに同情する論もあるが、これは甘い。このようなテロリズムは根本問題の解決には役立たない。妨害の役割しか果たさない。本人の意図とは関係なく、本質的には、真の対立の解決への努力に対する裏切りである。よりわかりやすく言えば、パレスチナの子どもたちに対する犯罪的裏切りである。

イスラム過激派という言い方はこの際やめたらどうだろうか。本質はただの暴力集団なのだから。
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