わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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「靖国」をめぐる報道
安倍首相は、「英霊に哀悼の意をささげる自由は守る」という言い方をした。では、祭られている英霊のうち、戦犯としてその評価が分かれる人々についても参拝の対象としているのかどうか。諸外国の批判はそこにあるのだが、答えようとしない。日本の過去については複雑な認識と気持ちを抱きつつも、素朴な気持ちで名もなき英霊たちに哀悼の意をささげようという人々を人質にるような回答だと思う。
もし名もない英霊たちを大切にしたいのなら僕はそれを理解する。だが、そうであるなら、評価のわかれる戦犯たちについてはどう考えるのかについての説明がなければならない。政治家なら説明をするべきだ。日本には韓国や中国に対して謝罪するべき過去が一切ないと思うのならそう公式に主張するがいい。まずはどちらの立場なのか明らかにしてほしい。
僕は、以前のエントリーで触れたように、日本に謝罪すべき点がないかのような主張は成立しないと思っている。だから、もし政権が夢想の日本無謬論に立つというのなら、過去を直視せず国際政治をもてあそぶ政権についていき、破滅につきあうのはごめんだ。

だが、なぜ首相はこうも危ない火遊びをしたがるのか。それは、日本には謝罪すべき過去がないかのような主張は、一見世間にあふれているように見えるからだ。ネットの世界である。2chの一部などでは、そういう前提で発言しないとなんら相手にされないような空間もある。だが、これはリアルな世論なのか? かなり疑わしいと僕は周囲の人を見ていて思う。
ところが、首相をはじめとする一部「保守」政治家はこのような「ネット右翼」世論を厚い現実だと思い、そこにどっぷり迎合している。迎合するばかりでなく、それで自らの人気を浮揚させる契機として利用しようと思っているようだ。このようなネット世論が厚いのかどうかはわからないが、現実に対処するべき政治家が依拠していい立場ではないはずだ。最悪のポピュリズムの形ではないか。保守から本来最も遠い態度ではないのか。

きのう国会で首相は、「侵略の定義は定まらない」「どちらから見るかで違うものだ」と言った。だが、これでは国際社会の安全保障は成り立たないのだがいいのか。アフガニスタン侵攻もソ連から見たら侵略じゃない。クウェート侵攻もフセインから見たら侵略じゃないことになってしまうのだが。いいのか。イラク戦争もアメリカの側から見たら侵略じゃない。と言いたいからいいのかな? 尖閣が侵略されたらどうするのか。中国が侵略じゃないと言ったら国際社会は知らん顔するのか? それにしても、どの報道を見てもさっぱり文脈がわからない。だからこの段落の主張はまだ保留状態だ。

マスコミは(まだNHKニュース9しか見てないけど)この話題になるとすぐアメリカの顔色をうかがう。アメリカは困っているぞ。という話をする。これも世論を分裂させるやりかただ。アメリカが困るから日本は自制をすべきなのか。
とはいえ、アメポチの安倍首相はどうするつもりなのだろうか? このねじれが現実と関係するとき、何かが見えてくるのではないかと予想する。

それにしても、安倍政権を包囲する大きな共同が必要だ。そこにはまちがいなく、靖国神社に参拝をしている人々も含まれるのだ。だからこそ、批判の在り方は慎重であるべきだ。十把ひとからげの乱暴な批判をさけ、多くの人に届く言葉を紡いでいかなければ。
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