わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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侵略戦争を反省する立場の深化
1945年にともかくも終結した戦争について、日本には全く責任はなく、なんら世界に愧じなければならないような行為はしておらず、正義の戦争を行ったまでだ。とする思潮が、ここ10年ほどの間に大きく広がりを見せ、一定の力を持つにいたっている。いや、2chの一部などの空間においてはむしろ場を支配する常識と化し、この認識を基調にしなければなんら影響力のある書き込みをすることは不可能な状態にある。
2chの空間は、その場において支配的な空気がどのようなものであるかを認識したうえで実効的に意味を持つ書き込みをしなければならない特殊な空間だ。この空間で日本万歳論が主流であることと、国民世論や書き込みを実際している層の本音がそうであることとは必ずしも一致しないのかもしれない。だが、20世紀末とは大きく言論の基調が変わったことは明らかである。

とはいえ、先の戦争がアジア諸国という多民族の生活する空間において日本軍主導で行われたことは、惑うことなき事実であると僕は思っている。他の列強と同様に、周囲のアジア諸国を蔑視し、その地域を版図とする野望を日本は持っていた。戦場の理不尽な実態も働いて、多くの同胞の先人たちが、あるいは恐るべき暴虐を働いたこともあったに違いない。日本人だけが戦場において聖人君子のような振る舞いができると考えるのは非現実的であるし、そのような選民的な立場は誤っていると思う。また、同じ理不尽は日本軍の内部において深刻な表れをしており、多くの善意の日本人兵士たちを地獄の底に叩き落とし、命を奪ってきたことも事実だろう。終戦の決断を遅らせ、多くの無辜の日本人を死に追いやったことも事実だろう。

こういった歴史的事実に対して向き合うことなく、日本の侵略戦争と国民軽視の愚行の歴史を直視せず、歴史を偽造する立場に日本が公式に立つならば。あるいは、2ch的な「ネトウヨ」的世論の表れを文字通り本当の世論と錯覚し、これに迎合して国策を誤るならば、現代の国際社会において日本は孤児と化すことを自覚するべきだ。従軍慰安婦の問題もそういった問題の一つである。

しかし一方で、こういう「ネトウヨ」的世論の背景には、米国の地位の低下のもと、引き続く日本支配の深化に対して、日本独自の立場を主張しようとする世論の屈折した表れがあることを注視しなければならない。国際社会において日本の国家主権を正しく主張しなければ、日本は生き残ることはできないからだ。
ここには日本の歴史を自分の言葉で語ろうとする思潮の広がりもある。また、当時の歴史を生きた先人たる同胞たちの思いに心を寄せる草の根の良心が根付いていることを忘れてはいけないのだ。こういう人々の動きに対して、単純な連合国史観万歳の立場から、あるいは戦後数十年たった時点での国際的合意や倫理の到達点の高みから、日本の戦争を外在的に断罪するような立場から対応してはならない。世論の断層を深め、対話を不可能にするだろう。本当に日本を世界の孤児にしてしまうかもしれない動きに実効的に抗うことはできない。

ここを解きほぐす日本民族としての言葉を紡ぐことが我々には求められているのだと感じている。
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