わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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(日本の)共産党の尖閣諸島問題主張はガチ
尖閣諸島問題については中国側の主張がエスカレートしている。
「日清戦争で奪った土地だからポツダム宣言で中国に返却された」
「棚上げを約束した日本の裏切り」

日本は棚上げを受諾したことがあるのか? また、日清戦争で奪った土地だったのか? さてこれらの主張にどう反論すればよいか? と思うかもしれないけれど、ずっと前にアップロードされている日本共産党のHPの主張を見ればすでに解決されている。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-09-11/2012091105_01_1.html#q1

「日清戦争」云々について

日清戦争で領土の割譲を取り決めた「下関条約」とその交渉過程の詳細な検討はすでに彼らによってなされている。結論。条約は尖閣諸島に関して一切言及していない。中国側の抗議は一切行われなかった。したがって、中国側は尖閣諸島を自国領土と認識していなかったと論証可能。

「棚上げ」云々について

これは歴代日本政府の言うべきことを言わない態度が招いた問題である。国交正常化時には田中角栄首相が中国側の「棚上げ」主張に迎合。日中平和友好条約の交渉過程でも中国側からの「棚上げ」提案を園田外相が黙認。その後は「領土問題は存在しない」のだから、領有権の主張をする必要もないという立場に縛られ、領有権の根拠を国際社会に明らかにすることをためらってきた。「棚上げ」と「領土問題の潜在的脅威のネグレクト」。その間に中国側が尖閣諸島の領有権を主張するに至る環境が整っていったのだ。

これからいろいろな論点が中国から提起されるだろう。だが、日本の共産党の諸主張は参考になるだろう。本気で検討していることがわかる。

日本共産党は常に日本の領土の領有権を主張している。このことを持って一部ネトウヨからも、共産党は味方だと思われたりしていたようだ。だが、それは違う。日本共産党は国際社会のルールを踏まえた対応をしているに過ぎない。日本の「得」になることであれば主張するという立場から領有権を主張しているのではない。このことは、たとえば「領土問題は存在することを認めるべきだ」とする立場に表れている。単に問題の顕在化の阻止と実効支配の維持という立場から見ると、領土問題を認めることは許されないという主張となる。うまく交渉で立ち回り、力の支配を及ぼすことでしか領土は守れないと思っているからだ。また、もしかすると本心では、日清戦争で奪った領土だったと思い込んでいるからだ。だからこの間ネトウヨ層は正当にも、日本共産党の領有権の明確な主張を求める態度に対して嘲笑を浴びせているのである。

ここに一部ネトウヨ世論、および日本政府の立場と、日本共産党の立場の違いがあらわになる。前者は結局のところ国際社会はうまく立ち回るかどうか、力の支配を及ぼすかどうかにかかっていると考えている。後者は国際社会にはルールがあり、それにとって行動をすることで初めて人々の権利は守られると考えている。僕は後者に圧倒的に同意したい。なぜかについてはひとつ前のエントリーでもふれた。前者の立場は強い主張に見えて、その実、弱肉強食の世界を諦観する敗北の論理。後者の立場にしか民主主義的秩序はあり得ないからだ。

とはいえ、「領土問題が存在することを認めるのはバカだ」という人は多い。つまり、領土問題が客観的に判定される事態になることを恐れているのだ。なぜ「領土問題は存在しない」と言い張るのか。それは、結局のところ領有権の主張の根拠の正当性を主張できないと考えているのだ。それでも領有権を主張するのはどういうことか? それは、覇権主義的に奪った領土でも日本によるものであればそれは正当だと主張するに等しい。そうであれば、領有権は主張すべきではないのだ。

「領土問題が存在しない」と澄ました対応を取ることで、結局のところ領有権の具体的主張ができなくなっているのが現政府の状況だ。中国もそこに付け込んでくる。きっちり内容を持って主張しておかないと、さらに国際社会にも「どっちもどっち」論が蔓延しかねない。これを本当に恐れる。
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