わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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宝塚線事故の原因についての考察2
マスコミはすっかり運転士の異常な焦りが生み出した事故、という線でまとめにかかっているけど、まだ自分的にはとてもではないが何かがわかった気がしないでいる。気になるのはやはりブレーキまわりと制限速度の適切さの問題。事故直後の第一感を引きずっている。

報道はこのあたりはっきり言って右往左往している。相互に矛盾する記事が満載で、非常にややこしい。今日はとうとう14秒ごとに速度の記録が残っているということが、このたび「わかった」という、どう考えたらいいんだかわからないような話が出てきたりしている。だからいろいろ推測するしかない。

一体どんな速度で脱線転覆してしまったのか
スピードが出ていたこと。減速が不十分なままカーブにつっこんだことについては、乗客の証言などからあまり疑う余地はない。この範囲内で一つ不明な点は、どの程度の速度でカーブにつっこんだのか。100km/hあまりなのか、130km/hといったもっともっと早いスピードだったのか。
後者であれば制限速度に関する疑問はとりあえず解消。
前者と後者の中間であれば、JR当局の、脱線危険速度に関する認識が疑問点として浮上する。初期JR側は133km/hを脱線危険速度と発表した。それより速くなければ脱線しないというある程度の確信があったとしか思えない。制限速度とはおそらく乗客が不快に感じないための制限速度なのであろう。それを越えたからといって簡単に脱線転覆するようでは困るから、かなりのマージンが取ってあると考えてよかろう。それが133km/hだったのではないか、と思うのだ。だとすれば、それ以下で脱線転覆してしまったことについて、深刻な総括が必要だろう。
そしてもし、100km/hあまりだったとすればどうか。カーブ直前で非常ブレーキがかけられ、その時の速度が108km/hという当初の報道から行くとあり得ない話ではない。これはすでに、「マージンの読み違え」といった範囲の問題ではない。われわれはいつも地雷の隣を歩いているのではないか、と、認識を新たにせざるを得なくなる事態である。
この程度の速度で脱線転覆する可能性に関して言えば、車体の空気バネの振動という可能性がいくつか指摘されている。

ブレーキの故障はなかったのか
速度超過は間違いないところなので、その原因を特定しなければならない。運転士の運転ばかりが問題となっているが、回送電車として宝塚駅に到着する際にオーバーラン。快速電車となって伊丹駅に到着するまでに3回の停車機会があり、そのうち2回でオーバーラン。こんなことはあり得るのだろうか。
オーバーラン率実に75%。その間2度の非常ブレーキが使われていることがわかっている。明らかに何らかの異常がある。
これだけの異常が発生した理由としては二つの可能性しかない。一つは運転士の問題。もう一つはブレーキ系統の問題だ。前者の問題については語り尽くされているが、主観に属する問題であるだけに、証明が困難である。
後者についても、実際かなりの問題点が指摘されている。回生ブレーキから通常のブレーキに切り替わる際の1?2秒の制動不可能状態が原因の一部をなしている可能性がある。また、当該車両は、ブレーキそのものの効きが悪い、という指摘がかねてよりなされていたことが知られている。これをJR西当局が言うように、個体差であって、運転した士が(2005/05/26訂正)癖を読んで対応すべき問題だとすませてよいのかどうか。
ブレーキの故障によって最終的に非常ブレーキを多用せざるを得なかった可能性も従って、ないとも言えないように思われる。だとすれば、これについての運転士からの何らかのクレームが総合司令所との関係であってもおかしくないように思われるが、発表されている限りそれについての報道には接していない。ただ、報道初期に、運転士が「電車が停まらない」とこぼしていたと報道されていたとする記憶を述べているページもある。
総合司令所と運転士・車掌との間のやりとりはどのようなものであったのか、どういう経緯でだれにどのように公開されているのか、それをだれが解析しているのか。

車両構造の問題およびブレーキの故障という可能性はまだ決して消えていない。いつも利用する車両に関わる問題であるだけに、明確な納得のいく解決を求めたい。それまでは自分にとって、この事故の原因は未知のままでのこることになるだろう。

追記:(2005/05/26)
朝日新聞に「非常ブレーキ計4回『異常な状況』2回は始発前」という記事が載った[朝日新聞阿修羅]。あらためて車両のハード面の異常への疑いを強めざるを得ない。
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