わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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世論に強い確信を与えた中野氏の論鋒
昨日も書いたけれど、2chとかで行われている反TPPの論調は今回非常に強靭に理論武装されている。簡単には水掛け論にならない。バックボーンには明確に中野氏らの議論がある。
中野氏の明確な論証はしかも、現象レベルだけでなく、本質レベルにおいて、「新自由主義」とか、「自由貿易万能主義」といったものから自由になることの必要性を、人に理解させる力を持っていた。
時には中野氏を根拠を挙げることなく「素人」呼ばわりしたり、「馬鹿」呼ばわりする論者も出てくるが、それらの論者の多くは、中野氏が「新自由主義的」でなく、「自由貿易万能主義的」でないから、おかしいことを言っているかのように思っているに過ぎない。彼らにとっては「新自由主義」や「自由貿易」はアプリオリな真理なのだ。

「輸出でも日本のメリットはほとんどない」と反対派に論証されると、「ならばなぜ経団連が賛成するのか」、と反問し、反対派の議論が矛盾しているかのように言って勝ち誇る賛成派もいる。こんなことで勝ち誇れるのは、TPPの問題を農業輸入対工業輸出の枠組みにとらわれてみているからだ。
TPPは米国主導で世界の仕組みを経済強者たる多国籍企業にいっそう有利な方向に作り替える作業の一環だ。労働市場をとってみても、安い労働力を世界からかき集めることが可能になる。巨大企業が国家の(したがって人々の!)上に立って社会をコントロールできる立場に立てる。経団連がTPPにこだわるのは、それが彼らの利益にこのように根本的に合致しているからだ。アメリカの関税が下がるかどうかなんてことは実のところ経団連にとってもハナからどうでもいいことなのだ。

今回のTPPに関する正義は現在自覚的に一生懸命反対の論陣を張っている無数のネラーたちの側にある。野田が協議に参加するというのなら、それはとりもなおさず反対派のネラーたちの言うように、条約への参加へと自らを縛り付けることになるだろう。そして条約に参加をすれば、これもまた反対派のネラーたちの言うように、米国と多国籍企業の言うがままになることによる困難を日本国民に強いることになるだろう。国民を挙げて支えようとしている東北の復興に更なる足かせをはめることになるだろう。
今の反対論は個人的経済的困難への呪詛だけで構成されているものではない。そもそも民族の自由とは何か。また、国家主権とは何かという根本問題をわきまえて論じられている。また、経団連や米国という存在が、日本国民の利益を踏みにじることがあることを見据えている。だから、こういう強固に確信を持った世論を無視して野田がその道に踏み込んだとき、現実となったTPPの姿にさらに確信を深めた本質的な批判派が、そこに生まれることになるだろう。能天気にTPP賛成を唱えたすべての言論人は反省を迫られるだろう。たとえTPP交渉に参加することになっても、たとえまた政治家たちが腰砕けになって国会批准がなされたとしても、この批判派の力に遠からず跳ね返されることになるだろう。

現在2chをにぎわしている反対論は、いつものものとは質が違うことに、賛成派は気付くべきだ。
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