わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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酷評レビューのメンタリティー研究がしてみたい
「コクリコ坂から」を肯定的評価とともにみた。ところが世のレビューを見ると酷評の嵐。この現象は「アリエッティー」の時と同じだ。なぜ彼らがここまで酷評をするのか。率直に言って理解しにくいが、想像はできる。彼らの期待しているものとこれら最近2作品のベクトルが異なること。一定の人生経験と思慮を前提とした作品となっていることがあるのだろう。
世界そのものの在り方に対するメッセージは入っていない(というか、人の生き方の根本にかかわるメッセージが入っていることからすると世界そのものの在り方を含んでいるのだが、彼らには理解できないのだろう)。主人公が世界を救ったりはしない(というか、これら2作品のテーマはこの世界に生きる我々の問題を含んでいるのだが、彼らには理解できないのだろう)。ファンタジーはない(というか、こんな素敵な設定はファンタジーそのものなのだが、彼らには感じ取れないのだろう)。少し加えるとすると、「お金を払ってまで見る価値がある」かどうか、あるいは「お金を払ってまで見に行ったのにだまされた」といった、レビューが目立つのも興味深いところだ。もう一つ感じるのは、学生運動が入っていることに対するほぼ盲目的な嫌悪感から無前提的に映画そのものを否定する層があること。この点は鑑賞眼とは少し違う面から考えてみたいところだ。

いずれにしても少々映画の鑑賞眼の深刻な貧困を示す現象であり、研究に値する問題かもしれない。

・・と昨日は書いたのだけれど、一日たって少し軟化。この手の酷評レビューの多くはきっと別の意図があっての「ネタ」なのだろう。決して映画の意味合いが理解できないような手合いばかりではないはずだ。あんまり気にしないほうがいいのかもしれないね。
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