わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
03 | 2017/04 | 05
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

共産党の過去の国際的な核兵器政策・安全保障政策
浅井基文先生のコラム「21世紀の日本と国際社会」の記事は、以前より共産党の政策には注目してきたものとして、いろいろと感じるところがある。日本共産党の国際政策や安全保障政策は、国際情勢とともに少しずつ変化して今日に至っている面がある。浅井先生の指摘をよく読むと、核兵器廃絶や日本国憲法9条遵守の立場の評価を行うには、国際社会や安全保障の問題に対する事実に即した分析が必要であることを主張されているものである。当然のことだと思う。国際社会の現実の中で、たとえば核兵器廃絶へ向かう理想を実現する上で、「あらゆる国のあらゆる核実験に反対」というスローガンが適切かどうか。たとえば当時のソ連や中国の核兵器についてどういう態度をとるべきか、あるいは日本の軍備の全廃を機械的に正しいとしてよいのか。といったことについては、総合的な視点からの冷静な評価が必要だ。この点で、日本の共産党の政策の変遷についても、さまざまな検証が求められるだろう。

最近この点では政策提示の単純化があるような気が僕はしている。そのひとつの表れに、今回の志位委員長訪米時に飛び出した、部分的核実験停止条約に反対した運動に対する評価の不当に思える単純化(この面では浅井先生にほぼ全面的に同意します。あの評価の仕方は軽薄です。)があると思う。また、意外と知られていないが、1990年代までは、日本共産党は武装中立論を掲げていた。僕は原則的にはそちらのほうが正しい立場のように思う。ただ、共産党も当時の政策の変化について、国際情勢の変化の下で、特殊な立場である9条の完全実施が可能になっているという説明があったように記憶している。つまり、軍備の全廃は通常ではない政策であることを説明していた。この説明があるのであれば、そういうのも「アリだろう」と僕は思っている。とはいえ共産党は現在、(これも意外と知られていないが)自衛隊の廃止に至る道筋についてはかなり慎重な政策を持っていて、当面の自衛隊の存続と、非常時の活用を当然とする立場をとっている。国際環境が9条全面実施を許す状況にあると国民が確信をして始めて、9条全面実施に踏み込むという立場である。その意味では、国民の安全保障に対する議論を前提として進むということであり、普通の「サヨク観」として定着しているお花畑的安全保障政策とは異なる。(だから僕は共産党に着目しているのである)

とまあ、共産党の政策に関する冷静な評価をすることは大切なことであるが、その冷静な検討をするために必要なことは、実はやはり共産党への安定な支持を確保することであるという面もあるのだ。上記の自衛隊政策等についていっても、もっと多くの人が知っていていいはずだ。だが、共産党というと即時自衛隊廃止、自衛隊機械的敵視の政党だと思っている人が多い。そのあたりもきちんと伝えて、より多くの人が共産党に着目をするようになること。そうすれば、共産党内部にしか視野のない議論はできなくなる。そのことにより、より広い文脈で共産党の取ってきた路線とその変遷を検証することができる環境が整うことを願っている。いずれにしても、参議院選挙直前という状況の下でこの問題を提起しても仕方がないだろうと思う。終わったらどんどんやったらいいけれど、共産党の良識のある人たちも、今はちょっと対応不可能でしょう。

今回の志位委員長の訪米については、外務省の重鎮であった浅井先生からすれば、確かに不満な米国の対応だということはうなずける。でも、あれだけの沖縄の声を直接代弁する行動を行ったことについては大いに評価したい。日米のあるべき関係性をそこに示したことの意味は大きいと思う。あるとないとでは大違いだろう。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://wa2zoo.blog8.fc2.com/tb.php/406-b1941a44
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

わにぞう

  • Author:わにぞう
  • 理系研究者です
    自転車で遠くに行くのが好きです
    ↑は、日本最南端の碑

最近の記事

TBポリシー

このブログは、言及をした場合にトラックバックを送るという原則を堅持します。ただし、このブログに対する非言及トラックバックは許容します。理由はこちら

ブログ内検索

バナーエリア




「キャプテン」イガラシ全国大会版アニメ化を
応援しています
「キャプテン」近藤版も期待しています

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。