わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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小手先の経済対策
環境に配慮していますよ。とか、雇用に配慮していますよ。という言い方に役に立つことに最適化した巨額の「対策」だと感じる。要するにテレビやエアコン、車を買い替える需要を無理やり創出して製造業系大企業の儲けの足しにするということ。エコといいながらも無用の廃棄物を増大する施策だ。回りくどいのだが結局のところは税金が一部大企業に流れるだけのことである。
新エネルギー対策などというけれど、風力発電やバイオマスのことなどは例によって二の次。これまた要するに、一部太陽電池メーカーの国際競争力のことばっかり考えている政策になっている。
職業訓練に厚い対策をしたというが、これも雇用の枠の中に新たに入り込む人を作る一方で、新たな失業者を生み出すことになるものにも見える。労働者間の競争を激化させることになるし、下手をすれば賃金の下落をすらもたらしかねない。
福祉や教育の心配を軽減し、農業などを含めた平場の産業を堅実に育成し、人びとが安心して暮らせる基盤を作ることに本気にならないと、日本は本当に沈没する。現政権にはなにも期待することができない。本当の転換を見出すことへの主要な障害は、実は財政危機などではないのではないか。新自由主義経済体制、自由競争のなかで経済は最適化するという、古びたばかげたドグマに未だに支配された政策体系しか出てこないのはどうしたことなのか。
発想することといえば、製造業系多国籍企業の国際競争力のことだけ。どう考えても、福祉教育分野や地方経済に思い切った手を打って、介護や教育などの経済効果を見込むほうがよっぽど意味深いだろうに、一顧だにされない。福祉分野だと財政の無駄遣いだというくせに、家電の買い替えの見えみえの限定的支援については湯水のように税金を使う。福祉や教育には競争と自助努力を押し付けておいて、製造業大企業の商売には至れり尽くせりの支援をする。

最近見た一知半解さんのブログ「一知半解なれども一言申す」の記事「感情国家・日本【その3】?戦前の日本は軍国主義以下」が思い起こされる。一致半解さんの共感したという山本七平の戦前日本分析がぴったりと来る。

最近は余り聞かれなくなったが、いわゆる日本における「軍国主義復活論」に、私は一種の不審感をもっている。

戦前の日本に、はたして軍国主義があったのであろうか。

少なくとも軍国主義者は、軍事力しか信じないから、彼我の軍事力への冷静な判断と緻密な計算があるはずである。

確かにナチス・ドイツは、ソビエトの軍事力への判断と計算を誤った。
しかし計算を誤ったことは、計算がなかったことではない。

ある意味ではスターリンもすぐれた軍国主義者であった。「法王は何個師団もっていますか」という彼の言葉は、思想の力を全然信ぜず、軍事力だけを信していた彼を示している。

日本はどうであったか。

中国の軍事力を正確に計算したであろうか。
そして正確に計算したつもりで誤算をしたのであろうか。
一体、自らが何個師団を動員して、それを何年持ちこたえうると計算していたのであろうか。

米・英・中・ソの動員力と、自らの動員力の単純な比較計算すら、やったことがないのではないか。
私の調べた限りでは、こういう計算は、はじめから全く無いのである。

否、南京攻略直後の情勢への見通しすら何一つないのである。
否、何のために南京を総攻撃するかという理由すら、だれ一人として、明確に意識していないのである。

これが軍国主義といえるであろうか。いえない。

それは軍国主義以下だともいいうる何か別のものである。

恐ろしいものは、実はこの「何か」なのである。



現在の日本を覆うなんとも言いようのない閉塞状態は、こういった戦前の状況と無関係ではないのではないだろうか。本当に反省すべき点はこの辺りにあるのかもしれない。と思う。誰も本当に責任を持とうとしない。だから何も発想がない。戦略もない。いずれも未知の結果に対する責任を包含するものだから。だれもその変化の向こうに見えるものを見ようともしない。
ほんとうにどうしたものだろうか。
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