わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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WTO交渉決裂をめぐって
何はさておき画期的な大事件です。アメリカの都合だけで世の中は動かないということを、アジアの新興大国インド・中国のパワーの台頭と対照的に示した象徴的事件だと思います。日本政府はアメリカ中心の世界秩序に屈服し、自国の利益を守る意思もなく、WTO妥結前提の立場から交渉に飲み込まれて敗北しました。対照的にインド・中国が自国の利益を主張してアメリカの世界秩序に叛旗を翻したことが許せないらしく、非難をしているようです。マスコミもWTO体制に無批判。どちらかというと、WTOの枠組みが絶対でないことが信じられない様子であり、何を言うべきかもよくわかっていないというところでしょう。「茫然自失」という印象です。
国家は国際社会の「主権者」であり、国民の利益を代表して言うべきことを言うことが大切です。特に食料の安定的確保は、たとえば日本企業の国際競争への生き残りよりも、よっぽど大切だと僕は思います。しかし、WTOの枠組みはそもそも農産物を市場原理にゆだね、食料に関する各国の主権を制限することを至上の要求として進められてきたものです。この枠組みの上からどのように交渉の妙味を尽くしたところで、限界があるのは明らかです。枠組みそのものが問い直されたという意味で、本当に画期的な出来事だと思われます。これを追い風として、食料の確保を国政の基本問題に押し上げたいところです。


NHKの深夜0時まえのニュースでの総括は、関税による農業保護ではなく、農業への支援によって農産物の競争力をつけるという発想であった。農業を振興することの重要性を前提としたまとめ方となっていたところは評価できる。国内の食料が高ければ海外から買えばいいだろう、というような無責任な主張はさすがに影を潜めつつある。しかし、農業も含めて国際的な価格競争で勝利することを至上原理とする姿勢は変わっていない。大幅な財政出動の見通しがない今、実現不可能な主張ではないかと考える。
結局のところ自由貿易体制を礼賛し、経済に対する国家の主権を掲げることは保護主義につながると灰色一色で描くのは変わっていない。実際には食の問題を含めてすべての商品を同列で考えるところに大きな無理があるのだが、そこには経済原理を離れた「価値観」と「判断」が問われてくるから踏み込めないんだろうなあ。それから、未だに「途上国の利益のため」というアメリカ製のプロパガンダを、官僚の作文よろしく掲げ続けているのにもあきれざるを得ない。

この問題では世に共感を覚えたブログが多い。まだWTO決裂に対するエントリーは必ずしも多くないが、反応を始めている人々とつながっておきたい。
「ふじふじのフィルター」日本、WTO調停案受諾へ 国内農家への打撃は必至WTO交渉決裂、なんとか、命拾いしました。
前者の記事から。

いままさに、産地国に飢饉が起き、原油価格の高騰や投機資金の流入で、食糧価格が暴騰しているときです。食料自給率の低さを危機ととらえて、国内農業を振興し食料自給率を上げようとするのが、一国を預かる政治がすることだと思いますが、自民党は、見事に逆をしてくれるようです。欧米は、日本の馬鹿さ加減に笑っていることでしょう。自分から滅んでいく国、日本。食べ物もないようなこんな国がいくら軍備をしても無駄以外の何物でもない。


まったく同感です。

「雪見屋本舗 風見酒」WTOがナンボのモンじゃ!凸(゚皿゚メ)

 いいかげん八方美人になっている外務省、外務官僚、いや、総理大臣。
 もっと国内の生産農家のこと、本気になって考えろよ!!
 「百姓」って言葉は差別用語になりかかっているらしいし、もうね、ぎりぎりのところへ来ています。
 百姓はねぇ、金銭に換算できないところで、日本の国家構築のために貢献しているんですよ。
 その辺でね、単純にカロリーベースとかね、国際標準となの基準でね百姓計られた日にゃあ、立つ瀬はなくなってしまいます。崩壊ですわ。
 マスコミも日本の農業の実態なんかゼーンゼン判っていない事がよーく判りました。


そうそう。農業の国土における多面的な意味合いをみんなもっと理解するべきですね。

「デトックス 特にミネラルについて」WTOが決裂

関係なさそうだが地球温暖化にも大きく影響する問題だ。
農業が得意な国は農業で、工業が得意な国は工業製品の生産を優先した方が良いという考えだ。
これだと、地球温暖化は進んでしまう。
できるだけ地産地消にしないといけません。
流れが変わってきた一つの現象です。


経済原理に優先するものがあるということが、だんだん明らかになってきていますね。

最後に
「ニュースな日々」WTO交渉決裂について

競争は、「同じ条件」で行うから公平な勝負に
なるのであって、決して「ルールが同じ」だから
公平なのではありません。
最初から体力差やスタミナの差がある状態で
勝負をしても公平感にかける気がするのですが…。

「競争=善」と言い切ってしまえば、それは上述の
「市場原理主義者」のお題目にしかならないと
いう気がします。

日本の政治家のみなさんには、アメリカやヨーロッパ
などの言いなりになるだけでもなく、一方、アフリカ
諸国などの発展途上国へはODAなどによる経済協力
だけでなく公平な競争でお互いが発展していけるような
仕組み作りについて一緒に手を組んでいける方策を
考えていって欲しいと思います。


競争を妄信するのではなく、かといってそれを毛嫌いするのでもなく、どういう競争ならば有効に働くかを具体的に考えることが、本当は政治家に求められていることなのかもしれません。とても参考になりました。
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