わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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被害者との「一体化」報道に対する疑問
マスコミは被害者と「一体化」した立場から加害者を非難している限り安全な位置にいられるし、「正義」を語ることができる。視聴率も稼げるだろう。ここ数日、こういったマスコミの安易な姿勢がエスカレートしている。このような状態について、森達也氏が「世界が完全に思考停止する前に」の中で述べている、射程の広い議論を紹介したい。

上記の本より一部引用させていただく。 直接には、9.11後の米国の世論が陥った状態や、北朝鮮に対する日本の世論を意識しながらのコメントだが、今日のマスコミ報道にも当てはまる。
主語のない述語は暴走する
...
遺族や被害者が憎悪や報復感情に捉われることは当たり前だ、なぜなら彼らは当事者だ。 この感情を社会が共有しようとするとき、一人称であるはずの主語がいつのまにか消失する。 本当の憎悪は激しい苦悶を伴う。 でも主語を喪った憎悪は、実のところ心地よい。 だからこそ暴走もするし感染力も強い。

こうして全体の一部となりながら、いつのまにか誰もが声高になる。虐殺や戦争はこうして起きる。 でも渦中では、主語がないからこそ実感は薄い。 誰もが終わってから茫然と天を仰ぐ。 振り返ってこらん。世界はそんな歴史を繰り返している。

ウェブを見ていると、多くの冷静な世論を体現するページがみられる(例えば、これがファシズムJR西日本のボーリング大会に関する考察など)。マスコミはその質においてブログ文化の後塵を拝しつつあるのではないだろうか。

スポニチのこの記事に見られるマスコミ記者の現状と、上記ブログの記事を比較することで、マスコミの現状が見えてくる。


追記:(2005/05/07 14:14)
題名の一体化にカギ括弧をつけました。本当に被害者の立場に立つこととは違うと思うからです。


追記:(2005/05/08 13:25)
arie_henさんによるブログ記事真似できるだろうかに強い共感を覚えた。トラックバックを送らせて頂きます。 また、このページ(天漢日乗さんのはてなダイアリー)も情報が超豊富でとても興味深いページです。


追記:(2009/06/15 22:25)
このような病理を真正面から具体的な事例に即して喝破した論考が、拉致被害者家族の一人である蓮池透さんの著書の中で展開されていることを、改めて紹介しておきたいと思います。まさに「被害者」の側から問題の解決のためにもがいてきた蓮池さんの言葉は、本当に重いと思います。

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