わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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「温暖化で沈み行く国ツバル」の本当の姿に迫るために必要な認識
ツバルは地球温暖化の影響による海面上昇によって沈みつつある国としてしばしばマスコミからとりあげられている。しかし、話は本当にそれほど単純なのだろうか。ツバルに関しては海面上昇自体がいまだに検出されていないということは以前少し調べて知っていた。海面上昇はおそらくあるのだろうが、まだ検出可能なほどの状況にはないのである。となると、昨今の大潮の際の深刻な水没現象の原因は何か、ということが問題となる。こういったツバルの現状をより深く理解する上で重要な「現場情報」を得ることのできるページを見つけることができた。
「天国に一番近い島ツバルにて」
というページである。この中で強く共感した主張は二つある。
ひとつは、「地球温暖化問題」という出来合いの型紙に押し込んで、「報道」に明け暮れるマスコミの実態に対する告発である。
そしてもうひとつは、「自然とともに貧しく暮らす善良で無力な発展途上国の人々と、そんな彼らを苦境に陥れる、便利な生活を享受する邪悪で権力的な先進国の人々」というまたもや出来合いの型紙に押し込んで、問題を捉えることへの違和感の表明である。



ツバルの水没問題に関しては、僕がネットや本を通じて集めただけでも、かつての米軍による開発の問題など、いくつか重要な側面を知ることができた。さらにこの記事を見ると、ツバルの国の人々自身による開発による珊瑚礁へのダメージがあることを理解できる。しかし、確かにこの点に関してまともな報道に出会ったことがない。わかりにくいからだ(いや、それくらいわかるはずであるにもかかわらず、マスコミの怠慢によって、事実が国民から隠されている)。

一般にマスメディアは、センセーショナルで分かりやすいテーマひとつに焦点を絞って番組や記事を企画します。

 「海面上昇問題」で番組や記事を企画すると、予算を組んでツバルに来て、日本であらかじめ作っておいた番組台本に沿うシーンのみを、急いで撮り集めます。
 その過程で、現実のもっと複雑な要素が見えてきても、予算・取材期間の都合上、ほとんど見て見ぬふりで、カットしてしまいます。



そして、こうした無責任な報道が回りまわって

失礼ですが私には資本主義のお雇い言説としか思えない『環境問題はなぜウソがまかりとおるのか』(武田邦彦氏)のように、スキを狙う人々に足元をすくわれます。「ほら、海面上昇なんてウソなんだ。誇張だ。でっちあげだ。」などと論理性のない不必要な批判を受けるネタを、自らつくってしまうことになる


という指摘は、昨今のあまりにも図式化された「環境保護」キャンペーンの氾濫を見るにつけ、本当にそのとおりだと思う。

文明と環境の問題を正確に観察しようとするならば。

 人類を単純に「被害者」と「加害者」には、分けられません。

「純朴な自給自足の民の島が、アメリカや日本の先進国文明のために海に沈む。」

 そういう勧善懲悪的なとらえ方が陳腐であることがー。
どんどん変化を求めるツバル人たちと暮らしを共にしていると、痛いほど分かってきました。
 ?これこそが、いつもツバル離島での私の煩悶でした。

 ツバルの人の中にも、私たちの中にも、目先の便利さや物質の豊かさを追って、地球を壊していく強烈な要素が、同じようにあるのです。



島の人々のこうした志向を、このページの著者はどちらかというと残念に考えているようである。しかし、このページの著者はだからといって現実をゆがめて捉えようとはしていない。自分自身は南アジアの貧しい国の人々と話すことも多いから、こうした近代化への希求はむしろ当然のことであると思う。これを残念に思うということ自体、結局のところ先進国の側からの視点から見ている結果だろう。けれども、「島の暮らしのよさ」というものへの憧れを描くのも先進国の住民の側のひとつの必然ではあるかもしれない。それをすなおに表明しているこのページの著者には好感をもてる。

いずれにしても、耳当たりがよくわかり安すぎるマスコミ情報に関しては、相当意識的に懐疑的な視線を注ぐことが大切であると、改めて強く感じられた。
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