わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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クリスタルチルドレン
非常に人気があるというNHK「みんなの歌」のこの曲。多くのブログ記事で絶賛されている。
しかし僕にはものすごい違和感がある。世の中の矛盾はなにやら「許せる勇気」とやらがある子供たちがはびこることによって解決するらしい。気持ちの悪い歌なのでなんだろうかと思っていたら、変な「科学的」主張が背景にあるんだね。びっくりした。いわゆるスピリチュアルとかいう世界と関係があるようだ。
つまるところ人類がある「真理」に気づくことによって社会の問題(戦争やら貧困やら環境問題やら少年犯罪やらチベット問題やら反日国家の脅威やら)が解決するという、人間の歴史に繰り返し繰り返し繰り返しあらわれた非歴史的「思想」の新しいバージョンが誕生したに過ぎない。
遠い過去のバージョンのように普遍的な真理を押し付ける形はとらない、「我が神は真理なり」とは言わない。また、「過まちを犯している敵を討て」とも言わない。今回のバージョンの特徴は、何をされたとしても一方的に警戒心を解き許してしまいさえすれば、すべてうまくいく。という道徳律を説くところにある。
しかし、世の中の矛盾は物質的な条件と必然性にともなって生じる。誰かの悪い心が引き起こすものなんかではない。この歌に感激したというとあるブログの議論は、チベット情勢とこの歌を結びつける。
訪日した中国の要人に子どもたちにこの歌を合唱してもらえばよいというチベット問題観。
結局のところ長々しい歴史のリアリズムは捨象されて、中国の悪い人々のせい、ということに還元される。歌をうたって中国の要人を感動させれば問題は解決するらしい。
深刻な哲学の貧困を感じざるを得ない。

「クリスタルチルドレン」という名前には実は明確な背景がある。
たとえば「インディゴ」という本がある。amazonによれば、

新しく登場したと言われている、インディゴ(藍色)のバイブレーションをもつ子どもたちについて、各界の専門家が注目、詳しく解説。人類は新たなステージへ進化していくのか...?


こういう子供は何でもインディゴブルーのオーラがあるそうである。で、このインディゴチルドレンの次の世代だとされているのが「クリスタル・チルドレン」なのである。この種の子どもを「科学的に分析」してくれるドリーン・バーチュー博士の待望の書が「クリスタル・チルドレン?感性豊かな愛と光の子どもたち」というもの。amazonによればバーチュー博士は、

スピリチュアル・ヒーラーの娘として育ち、幼い頃から天使とのコンタクトがあり、透視能力を持つ。カウンセリング心理学の博士号を持ち、天使とともに行うカウンセリングは多くの人々を癒している。


というすぐれものだという。
いずれにせよ、これにたくさんの人々が癒されはまり込み、とうとうNHKまでが「みんなの歌」にしちゃうことになった。驚いたことに、この歌に批判的・懐疑的なブログはほとんど見られない。世の中だいじょうぶだろうか?

でも、2chにはあった(「NHKの極左売国捏造路線何とかなりませんか?5」というスレ)。

772 :名無しさんといっしょ:2008/04/16(水) 19:03:48 ID:lLI6PA8m
884 可愛い奥様 2008/04/16(水) 16:58:34 ID:E7wiODo+0
NHK今月のみんなのうた
クリスタルチルドレン
http://www.youtube.com/watch?v=23wEyxtQyYE

886 可愛い奥様 2008/04/16(水) 18:22:09 ID:Z6f2lt4gO
>>884
気持ち悪い歌ですよね。


773 :名無しさんといっしょ:2008/04/16(水) 21:34:33 ID:FQv845To
>>772
犯罪者に優しい歌ですね


774 :名無しさんといっしょ:2008/04/16(水) 21:45:33 ID:w70nEdUA
国際問題で憎しみを忘れろっていうなら日本人には無用な忠告だし
凶悪犯罪者を許せというのならお断りだ。



775 :名無しさんといっしょ:2008/04/16(水) 21:56:11 ID:w70nEdUA
と、いうかちょっと調べたんだけど完全にスピリチュアル系の用語なのな。>クリスタルチルドレン
ぐぐってみ。
俺は内容を問わずNHKという制度自体が害悪だという主張だからアレだけど
内容、つうか内部的にかなり腐食が進んでるようだね。



781 :名無しさんといっしょ:2008/04/17(木) 06:18:44 ID:wvY/i/to
>>772
その歌、拝見させてもらったけど、何だか・・・

新手のカルト教団の子供向け洗脳歌謡

という印象すらしたな。
妙に宗教的メッセージが込められている感じがしてならない。
それに、
そういうメッセージを伝えたいなら、是非とも
日本国ではなくて、
例えば北朝鮮とか、中華人民共和国とか、チベット、新疆ウイグル
アフガニスタン、イラク、シリア、イスラエルとパレスチナ。
アフリカのスーダンやソマリア。
ヨーロッパならコソボやセルビア、ボスニアヘルツエゴビナなどで
そういうメッセージを伝えてもらいたいものだ!

この日本だけでそういう「お花畑」のフレーズだけ振りまいても
世界平和などありえないよ。



ほぼ同意。こういう論調のブログも今後どんどん増えてくるだろう。NHKはどうするんだろう。受信料を値切りたくなってきたんだけど。
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この記事に対するコメント

まったくだ。
自分はたまたまテレビが付いていたときにこの歌が流れたのだが、
音楽としては悪くはないと思うが、歌詞やバックの映像とかとあわせて
みると、なんだか「ヤケッパチ、やぶれかぶれになったかのような嫌世感」
に満ち溢れている気がして気持ち悪かった。

その後2chなどネット上のいたるところで話題になったので改めて
見直してみると、メインボーカル6人の服装などに唖然とした。
大きくドクロが描かれた白いTシャツに逆さ十字のペンダント?
骨をモチーフにした文字が書かれている上着?(この服にも下にドクロが描かれている)

この映像のプロデューサーはいったい何を考えているのか?
それとも衣装はこども達各自に任せたとでも言うのか。
さらにそれら6人の耳にはDQN兄ちゃんが付けていそうな
バカでかいピアス。最初みたときは、無線機なんかで使うような
イヤホンとマイクが一つになったもの(ヘッドセットって言うのか?)
かと思った。
国営放送(3チャンネル含む)でそんなもの流すとは堕ちたものだ。

調べてみるとなにやらクリスタル…のほかにもレインボーやインディゴ、
プラチナチルドレンなるものもあるらしい。けど、書いてある事がよく判んなくて
それぞれ何がどう違うのか理解には達し得なかった。
判ったのは要は素晴らしい存在ですと言いたい事と
「チルドレン」と言っても年齢が低いという意味ではないことくらいか。

とくにインディゴ…は危険思想だと思った。
なにやら戦士の気質を持って産まれたとか、古くなった害あるものを打ち破る
存在とからしいのだが、これは解釈次第じゃ暴力や破壊的活動も容認されかねない。

これら、…チルドレンを解説している多くのHPでは「選ばれた存在」とか
選民思想が強く感じられるのだが、これと混ざり合うとオウムみたいなもの
と化すのだろう。

確かに最近は絶望的なまでに暗いニュースや事件が起こっているし、
経済的にも糸口はつかめず、注目されるのもエリートや一部の勝ち組、
大リーグ選手とか今ちょうどやってる宇宙飛行士のようなものも無く
生きる事に疑問を感じることもあることは否定しない。
しかしだからといって、誰も責任を取らない理想話や適当な崇拝対象
を祭り上げてそれに身も心もまかせ、あたかも現実逃避のごとく酔いしれるのは唾棄すべきと思う。

それならいっそ、朝のメシもクソするのも占師か~チルドレンにお伺いでも立てればいい。
けどそんな堕ちた人間にはなりたくない。
では何が創造的、進歩的か?幸福、幸せかと問われたらたしかに判らない。
でもたとえ答えが出る保証が無くとも、困難で苦しくても努力し続ける姿勢でありたい。
【2008/06/05 22:34】 URL | たてい #SHLDkvn6 [ 編集]

ありがとうございます
全く同感です。世の中は複雑で答えが見えない。そこで出来合いの「答え」にしがみつくのかもしれませんね。
○○チルドレン系がある種の「子ども」を神聖なものとして、それを「理解できる」人々だけが救われると考えているらしいこと。どうやら2012年の「アセンション」とやらがその機会だと考えていることが判ってきました。オウム的なものは全く克服されておらず、再生産され続けているということでしょう。そしてそれを自覚的に信じている潮流はNHKの中にも無視できない質と量を伴って存在する、ということを、この事件は示しています。
【2008/06/06 06:40】 URL | わにぞう #y7OAh7xc [ 編集]


この歌も最近流行りのスピリチュアルなものの一種なんだろうが、
そもそもこの「スピリチュアル」なる単語が正しく理解されているのかも怪しい。

客観的にみればこれらの流行りものは「オカルト」に分類される。
オカルトと言うと日本人の多くは、
『恐怖の閉鎖病院』 
『家具が食器が宙を舞い、シャンデリアが落ちてくるポルターガイスト現象』
『怨念渦巻く呪われた殺人現場』
など、ホラーとオカルトの区別の付かない人がほとんどだろう。

確かにそれらもオカルトの「一部」ではあるが、オカルトと言っても範囲は広い。
例えば科学も生物学、機械工学、数学、材料物性、航空宇宙、ナノテク…と幅広い。

「オカルト」を辞書で引くと神秘、超自然的なものと書いてあるが、具体的には
心霊現象、あの世、神、死者との交信…だけでなく各宗教の思想や教義、超能力、宇宙人、
気功、針治療などにおける経絡やツボなど、非常に幅広い。

しかし日本ではオカルトと言う単語にホラーなイメージがついているので、そこで
「スピリチュアル」という語を当てたのだろう。たしかにスピチュアル・カウンセラー
を、「オカルト・カウンセラー」と呼んだらイメージが悪いし番組としてもそれはちょっと
まずいから別の呼び名にしてくれとなったのだろう。

これは「真空」でも同じことが言える。「真空蹴り」とか「宇宙空間は真空である」とか使われるが、
英語で真空は「VACUM(バキューム)」であり、バキュームというとバキュームカーの
イメージが強いので、格闘家も「くらえ!必殺、バキュームキック!」とはまず言わないだろう。

ではスピリチュアルの名詞形、「スピリット」とはどういう意味なのかというと、
辞書では魂、意志と書いてあるが、一番理解しやすいのは「目的意識」「意志→成し遂げようとする意思」
であろう。「アメリカン・スピリット」を「開拓者精神」と意訳されているのは良く見かける例である。
また、ここで言う魂とは「意識や人格を構成する要素」という意味ではなく、
「大和魂、見せてやる!」の様に「ジャパニーズ・スピリット→日本人としての気骨と自覚」といえば判りやすいであろうか…?
【2008/06/07 23:39】 URL | たてい #- [ 編集]


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