わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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パフォーマンス型政治と小泉劇場
中川秀直自民党幹事長のページに面白いことが書いてある。小泉前首相の政治は「劇場型政治」だと言われるが、

古来、演劇の本質はタブーへの挑戦であり、予定調和ではない。そして、05年郵政解散は「死中に活を求める筋書きのないドラマ」だったからこそ、演劇以上に劇的だったのである。


この分析は正鵠を射ていると思う。僕自身郵政民営化には強く反対だったけれど、選挙結果にも満足していないけれど、派手な手法であったとはいえ小泉前首相は現実のリスクを引き受けながら選挙を戦ったのは事実である。
中川氏の論旨は、それに引きかえ民主党は、ということにつながっていく。

民主党は、小泉総理の郵政民営化のときは「郵政民営化よりも年金だ」といって自滅し、そして、今年もまた安倍総理の憲法改正に対して「憲法より年金だ」といっている。終戦直後の食糧難の時代のデモの「憲法よりメシだ」というプラカードを思い出すが、今日では共産党ですら今年の参院選で憲法問題を争点にするといっている。共産党も、憲法問題は信念の決戦と受け止めているのだろう。自共は信念対信念の一大論戦を展開することになるだろう。しかし、民主党だけ憲法問題から逃げている。「逃げ」の姿勢に劇場的感動があるか。「逃げ」の姿勢は失笑しか生まないだろう。民主党は憲法に信念はないのか。


これまたまったくその通りである。民主党は体質的に、「いま何が大切か」から出発するのではなく、「いま何を言っておくとかっこよい印象を受けるか」という見栄えから出発する傾向があるように思う。結局自民党と大差のない政策を、「もう少しあか抜けた方法でできるんじゃないか?」というのが要するに民主党の結党の精神だからである。
どういう「対決の構図」を「国民に対して観ていただけば」民主党がのびるか。を考える。舞台裏と舞台が分離して、現実の中で本当のリスクを負おうとしない。これこそ本当の「劇場型政治」である。
一方共産党はその点嘘がないから良い、という。これは中川氏の「余裕」を示した文章とも読めるけれど、内容としても賛成できる。共産党には旧来型の狭い空想的平和擁護論に没入することなく、現実を踏まえた(憲法9条を変えると言うことの現実的意味(=自衛隊の米軍侵略戦争補完部隊化)を踏まえた)、また、新しい多様な論点を丁寧にすくい取った論争を展開して頂きたい。例えば内田樹氏などは、戦後体制を一種の「精神疾患」として分析してみせながら、9条擁護を主張しているが、こういった論点にも噛み合った対応をしてほしい。機械的に反発するだけではどうしようもない。社民党と違って共産党にはその能力があると、僕は期待している。
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