わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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「教育再生」会議・出席停止をめぐって
ヤンキー先生が特に最初にこだわった論点は、悪質な場合にいじめる側の生徒の出席停止制度を活用するということ。この発想の背景には、一連のいじめ騒動における「識者」らの反応に対する怒りがある。中央公論一月号の座談会「いじめには出校停止処分を」で義家氏は言う。

いじめられた人間は、いじめた人間を教育しないと救済されないんです。その前提を飛ばして、今回メディアで発信された多くのメッセージのように、いじめられた人間に対して「もう頑張らなくていいよ」「もう学校に行かなくていいよ」と言うのはおかしいと思いますね。


いじめられる生徒が学校に行けなくなり、いじめる側の生徒がのさばるという現実。ヤンキー先生はそうやってはじき飛ばされてきた生徒たちも多く通う北星学園余市高校で学び、教えたのである。なぜ「識者」は、いじめられる生徒に学校からはじき飛ばされることを勧める気になれるのか。本来学校からはじき飛ばされるべきはいじめた側ではないのか。怒りを持つのは当然だろう。

この制度はどうも、いじめ即出校停止を制度化すべきと言っているかのように紹介されたり、あるいはいじめた生徒は学校から放り出してそれで良しとしているかのように紹介されているようだ。そうなると、「教育再生」会議に批判的な立場から、つい「そらみたことか」とやってしまいたくなるのも分からないでもない。しかし、義家氏の意図は明らかに別のところにある(現実にどう運用されるかはまた別の問題)。

出席停止は教育の放棄だというが、教育とは、教室の机で勉強させることばかりではないだろう。少なくとも、こんな残酷なことをする生徒には、公式や年表を覚えさせる前に、一対一で向き合い、徹底的に分からせてやらなければならないことがある。教育のための教室から出すのだ。親が出てこようが、教育委員会が出てこようが、一歩も引かない覚悟で向き合わなければ、いじめ問題に怯(おび)える子供たちを守ることなどできない。いじめをしてしまった生徒もまた、大切な生徒。その子供たちにしっかりっと事の重大さを教える責任が私たちにはあるはずだ。(ヤンキー先生の「オレにまかせろ」発言の真意(2)より)


この主張に僕はうなずける。この制度の活用にお墨付きを与えることの意味は「親が出てこようが・・・一歩も引かない覚悟で向き合わなければ」という部分にあらわれている。義家氏のような意図で出席停止に踏み切った場合、予想される反応の一つは、出席停止にされた生徒の親の理不尽な対応であろう。(下手をすれば訴訟騒ぎにすらなり、教師や学校、生徒たちに耐え難い苦痛を与えうると僕は思う。)そういう現実を知っているから、義家氏はこれにこだわったのではないだろうか。
「教育再生」会議には少なからぬ警戒心を僕は持っている。しかしながら少なくとも、この「出席停止」を打ち出した義家氏の意図を、「厳罰主義」「いじめた側の生徒に対する教育を放棄するもの」といったような皮相でわかったようなスローガンでばっさり切り捨てるのはやめて欲しい。と思う。
上記座談会でも他の方々の議論が薄っぺらに感じられるのに対して、義家氏の議論には裏付けを感じられた(機会を見てこのことも書きたいのだが、忙しいから無理かな)。これからも注目をしていきたい。

ただ、少し気になるのは、極限の体験を重ねてきた義家氏の経歴が、「教育の危機」という過剰な時代の空気に対して奇妙な共鳴を引き起こすのではないかということ。多くの学校や生徒や先生はそれでもほんのりとした日常を過ごしているはずであり、それを見失って欲しくない。また、危機に当たっても平凡な先生方や生徒たちは、必ずしも義家氏のように振る舞えるわけではない。それぞれの良心に心を寄せて、それらを活かしていく視点を忘れないでほしいと思っている。
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