わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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日本財政は本当はどれくらい危機なのか
自分の最も尊敬する二つのブログから、期せずして似たような趣旨を含むエントリーを見いだすこととなった。いずれも日本の財政は本当に危機なのかどうか、一度立ち止まって考えてみるべきであることを示している。ひとつは 「bewaad institute@kasumigaseki」 さんによるエントリー。もうひとつはいつもお世話になっている「世に倦む日々」のエントリーである。
前者はとても質が高く、というよりも高すぎて、自分の文科系に関する教養ではとても追いつけないという(苦笑)、困ったブログ。しばしばまったく理解不能な記事があることを告白しておく。
後者はみなさんご存じのブログであるが、「ようし書くぞぅ」と思っているようなネタをもっと洗練された見地から、もっと分かりやすく先に書かれてしまう(苦笑)というこれまた困ったブログだ。
だが、こればかりは仕方がないことで、良い記事を紹介する栄えある役割をここは以て任じることとする。

一つ目のエントリーは「「陰鬱な科学からのとびっきりのお知らせ」要約版」(bewaad institute@kasumigaseki)で、日本財政は決して危機的ではないとする、「ブロダ&ワインシュタイン「日本の財政の持続可能性の再評価:陰鬱な科学による楽観的予測」(伊藤隆敏、ヒュー・パトリック、デビッド・ワインシュタイン編(祝迫得夫訳)「ポスト平成不況の日本経済―政策志向アプローチによる分析」第2章(pp33-73)所収)」の要約である。
二つめのエントリーは、「改革ファシズムの脅迫言説装置としての「日本の借金770兆円」」(世に倦む日々)である。このエントリーの趣旨は題名にじゅうぶん表されているといえよう。財政危機ではないという趣旨では必ずしもないが、充分返すことのできる借金であることを主張しているという点で、危機の強調の意図を疑う内容が含まれている。

子供の時に金融という仕組みについて習った。実際に存在するお金を遙かに上回る額のお金が、信用という仕組みによって生じるということを知り、たいへん驚いたのを覚えている。
銀行の自己資本比率は、国際統一基準というものによって、国際業務を行うなら8%で押さえなければならないということになっているらしいが、逆に言えば、つまりこれくらいの割合で金融の仕組みはお金をふくらませることができるということだ。これを政府に当てはめてみると、国という信用に基づいてお金がふくらむことは充分あり得ることが理解できる。
どれくらいだと危険なのかについてはよくわからないが、銀行の例を考えてみると、相当ふくらみうることは理解できる。銀行の貸出額[追記2005/10/16](というより預金額など、信用によってあるとされるお金)が実際にある資産の十倍を優に超えることにはたいへんな驚きを感じざるをえないのだが、だからといって銀行が破綻するとは言えない。同様に、国家の貸出額が実際のお金の流れを遙かに上回る事態には驚きを感じるのも当然だが、それだけでは国家が破綻するとは言えないのである。
「もはや増税もやむなし。国民はもっと痛みを分かち合わないとたいへんなことになる。これまで財政を破綻させてきたのは、国民サービスをしすぎたからだ。既得権益にしがみつく勢力をいまこそ叩きつぶさなければ」こういった意識がひろがっているように思うが、その前提となっているのは、「財政破綻」という思想装置である。
さて、まずはがんばってなんとか bewaad institute@kasumigaseki さんのエントリーを、すこしでも理解するように努力しよう。
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