わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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慰安婦問題解決の最後のチャンスをいかそう
日韓の合意が伝えられた。慰安婦とされた皆さんも高齢となり、解決に向けた最後のチャンスであろう。これは何としてもいかさなければならない。
これは単にヒューマニズムの観点から言っているのではない。慰安婦とされた皆さんに対して存命中に何らかの癒やしがなされるのかどうかということは、この問題の帰趨と、日本と韓国というつきあいの長い二つの近隣民族の今後の関係性を本質的に規定してしまいかねないからだ。
アメリカの意図が背後にあったかどうかは関係ない。解決を目指して良識派は一致団結すべきである。
なおかつ。

報道されているところによれば、安倍現政権は、日本大使館前の慰安婦像の撤去を条件とするという態度を明らかにしている。はじめは誤報だろうと思ったが、どうやら本物だ。しかも安倍首相自身の態度だという。(時事通信

元慰安婦支援で、韓国政府が設立する財団に日本政府が10億円を資金拠出することをめぐり、安倍晋三首相がソウルの日本大使館前の少女像撤去が前提との意向を示していることが31日、分かった。政府関係者が明らかにした。像撤去に先立って資金を拠出すれば、国内世論の反発が避けられないと判断しているためで、韓国政府の対応を注視する考えだ。


これは日韓の合意には公式には含まれているとはいえない。公式の記者会見ではこのような約束は言及されていないからである。もしこういう約束があったのなら、その場で訂正をするべきだし,その機会はあった。にもかかわらずしなかった。これまでの報道でも、さすがにこれを誤報とする日本政府当局者の発言も紹介されていた(東京聯合ニュース)。これが普通の解釈というものだ。

旧日本軍の慰安婦問題をめぐり、被害者支援のために韓国政府が設立する財団への日本の資金拠出はソウルの日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女像の移転が前提となるとの日本メディアの報道について、日本政府当局者が否定した。

 この当局者は30日、聯合ニュースの取材に対し、慰安婦問題をめぐる韓日合意について「尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と岸田文雄外相が発表した内容のそれ以上でもそれ以下でもない」と述べた。

 報道内容については「勝手に解釈してそのような話をするのは非常におかしい。誰が言ったのかは知らないが、(政府関係者だとしたら)そのようなことを勝手に話すはずがない。岸田外相に対し大変失礼だ」と声を上げた。

 日本が10億円を拠出するため少女像の撤去を望む人がいるかもしれないが、そのような思いと約束の前提条件は全く異なると指摘した上で、「もし前提条件なのであれば岸田外相が話すべきだった」との見方を示した。

 また、「そのような合意があったなら秘密の約束をしたことになる。日本政府は絶対にそのようなことはしない」と強調した。


この安倍首相と日本政府の態度の発表は、もしかすると本当に鬼畜の所業なのではないか。
この「合意」をトラップにして、自らの約束の実行はサボりながら、韓国世論を分断し、韓国が国際的約束をを反故にしたと言い立てることを意図している可能性があるからだ。

公式の合意内容はあくまでも記者会見での韓国政府の表明の通りだ。日本大使館前の慰安婦像の問題について、適切に解決するよう努力するというもの。努力することは約束であるが、その結果としての慰安婦像の撤去は決して「前提」ではない。相互の義務をそれぞれ果たすこと。日本側は当然ながら解決のための資金の拠出などの取り組みに努力する必要があると解するのが自然だろう。にもかかわらず、安倍政権はもしかすると、慰安婦造の撤去をネタに韓国をユスりつづけ、慰安婦への補償をサボり続けるのではないか。という深刻な疑念を禁じ得ない。
日本側の良識的世論は、韓国側と日本側の努力の相互無前提的履行という線では一致できるのではないか。韓国側の誠意が十分でなければ合意できる人びとは減っていくかもしれないが、一定の誠意が見られれば、多くの日本の良識的世論は日本側の努力を同時に推進することを望むのではないか。

慰安婦像への対処に関する編集長こと松竹伸幸氏の提案がある。

なお、合意に向かう上で最大の障害の一つは、在韓日本大使館前に設置された慰安婦像をどうするかという問題になろう。撤去せよという日本側と、撤去しないという韓国側の間で、一致することが困難だ。この問題では、拙著『慰安婦問題をこれで終わらせる。』(小学館)で提唱したやり方しかないと感じている。慰安婦問題が解決し、日韓が和解したことの証として、いまの像を包み込むような形のモニュメントをつくるものである。このやり方なら、韓国側は慰安婦が安らかな眠りについたと思えるし、日本側は慰安婦像はなくなったと解釈できるのではないか。


この方法もいいだろう。日韓関係を未来志向に、というのならば、今この段階で、河野談話の内容で解決しておく必要がある。このために、日韓の良識派が一致団結する必要がある。

安倍政権の態度は予断を許さない。もし日韓の和解の妨害を自己目的化し、韓国の努力を冷笑して自らの努力を放棄する立場を取るとするなら、日本外交をネトウヨ水準でもてあそぶ最悪の行為に出るのであれば、日本の良識からの手痛い反撃を食らうことを覚悟するべきである。
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よしりんの誤り
よしりんの本は大好きで、今日も2冊買おうとして1冊が売れすぎのようで見つからず。でも、「大東亜論第2部」は買った。今度の週末の楽しみの一つになった。今日買えなかった本は、「9条は戦争条項になった」である。これも刺激的な本で、基本的には日本をまともな方向へ向かわせる力を持つ本だと思う。
けれど、この本のタイトルは間違っているなと思う。現状としては正しい。9条を根拠に、安倍内閣は安全保障関連法制を成立させ、9条を根拠に、米国が中東で起こす戦争に自衛隊を兵站として派遣できるようになった。これはまさに、9条が戦争条項になったということそのものなのである。
けれど、僕はそれはやっぱり違うと思う。というのは、僕らは今、9条を戦争条項にするという立憲主義への挑戦に対して受けて立ち、それを打ち破る戦いのさなかにあると僕は思っているからだ。
政権は強い。国会でも多数を握っている。だから、意味論的に見て明らかに憲法に矛盾する法律も、国会を通して可決させることは可能だ。まさにそのことが起こったのがこの間の事態だ。憲法もその他の法理も、自動的に機械のように、憲法に反する法律をはじくようになんかできていない。どういう法律だって形式的には成立させることができる。
大切なことは、それを国民の力で、選挙や司法のメカニズムを使って覆すことが我々にはできるという意味で、憲法は立憲主義を保障しているのだ。

僕は、集団的自衛権行使容認というこの憲法違反の閣議決定とそれに基づく安全保障法制、対米協力の安倍政権の行為を、来るべき選挙や司法のメカニズムを使って覆すつもりだ。その僕の立場からは憲法9条は「戦争条項」になんかなっていない。この戦いに勝利することで、僕はよしりんにこの戦いの成果を報告したい。この戦いの成否が、本当に「9条が戦争条項に」なったのかどうかが決まるのだ。

それにしても、この本の問題提起はどれをとっても重要だ。目次は以下の通り。

第一章:日本には「国家主権」がない
――安倍政権が立憲主義を破壊する
第二章:デモは民主主義ではない
――議会制民主主義を否定する若者たち
第三章:保守とはイデオロギーではない
――アメリカにニートする日本
第四章:徴兵制は苦役ではない
――自主防衛の覚悟を「個」でもつ


日本に国家主権なんかないことを僕らは直視すべきだ。デモは民主主義の要素だと思うけれど、それこそが民主主義だと思うのはおかしいだろう。「保守」の溶解は本当にどうしようもないし、徴兵制は苦役だから許されないというのも論理として甘すぎ。共感できるものばかりである。売れすぎて重版になったということは本当にうれしい限り。こういう左翼もいるんだよ。
学問の自由をめぐる韓国の動き
帝国の慰安婦:著者の教授、無罪主張へ ソウルで会見(毎日)

旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する研究書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の女性らの名誉を毀損(きそん)したとして、韓国検察が在宅起訴した著者の朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授が2日、ソウル市内で記者会見した。


朴氏は自身のフェイスブックで「(政府の)既存の認識を否定したから犯罪だという論理が成り立つなら、学者は国家を代弁するしかなくなる」などと反発。公判で無罪を主張する構えを示している。


全面的に賛成する。朴氏の著書は、事実認識という点でも大変重要な研究に基づいている。この問題では、韓国側の世論形成にも様々な問題があることは指摘しておきたい。
帝国の慰安婦:韓国の知識人ら「起訴は不当」声明発表

慰安婦問題に関する著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして韓国・世宗(セジョン)大の朴裕河(パクユハ)教授が在宅起訴されたことを受け、韓国の知識人らが2日、起訴は不当とし、起訴の棄却を求める声明を発表した。


声明には学者や作家、メディア関係者ら計192人が名を連ねた。


心強い動きだ。
編集長念願の慰安婦問題の解決に向けた日韓社会の歴史的合意の形成地点へ向けて、海の向こうでも動きが始まっているように思う。


プロフィール

わにぞう

  • Author:わにぞう
  • 理系研究者です
    自転車で遠くに行くのが好きです
    ↑は、日本最南端の碑

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