わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
02 | 2014/03 | 04
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

石破さんに突っこんでみる
石破さんの「日本人のための『集団的自衛権』入門」を読んでみています。
p. 6の「どうすれば『戦争をしない』状況を合理的に作れるかを徹底的に考え抜い」ちゃったからこういう本を書くことになったんだろうなと思いました。本当にどういう状況の下でも戦争に巻き込まれないようにする合理的な結論は、いささか空想的だけれども世界に冠たる軍事大国になること。あらゆる危険に備えるだけの軍事力を持つことしかないのです。

さて、今日は二つほど突っ込んでおきたいと思います。

国際法上集団的自衛権は確立しているけれども、日本は集団的自衛権を行使できない。という解釈に、石場さんはどうしても納得できないようです。なぜかというと、「『持っているけれども使えない権利』などというものが本当に存在するのだろうか」という疑問を持っているからです。

あなたがJRの指定券を持って、指定された席に座っていたとします。その席に座るのは当然指定券を買ったあなたの権利であり、その権利の行使として実際そこに座っています。そこへ突然誰かがやってきて、「ここに座っているのはたしかに君の権利だが、しかし座ることはできないのだ。私に席を譲りなさい」と言われたとしたら、いったい何が何だかわからなくなりはしないでしょうか。(p. 71)


これで石破さんはわからなくなってしまったようです。でも、日本が今集団的自衛権を行使しない状況は、僕ら護憲派の認識としてはちょっと違う話なのです。

JRの指定券は持っているけれど、ちょうど自由席券を持っている親しい友人に出会った。指定券は持っているけど、積もる話をしたほうが楽しいよね。じゃあ、指定席に座る権利はあるけど、自由席に座っていこう。少し空いているし、荷物も空席に置けたりもするね。指定席に座る権利は行使しないことにしたよ。


こういうことにすぎません。何の不思議もない。「持っているけれども使えない権利」という言い方になっているので少し注意が必要ですが、「持っているけれども行使しない権利」があるのは当然です。
石破さんの主観の下で混乱が生じたのは、集団的自衛権を使えないことを、単なる制約、不自由としか見ないからです。そしてその背景には、軍事力を強くしなければ日本の安全は守れないと単細胞に思い詰めていることがあります。
少し違う角度から見ると、集団的自衛権を行使しないように憲法で政府(石破さん)を縛っている。これがとてつもない理不尽な制約に見える。ある意味正確に事を把握しているわけですね。

もう一つ。友人がヤクザにぼこぼこにされるのを助けられないこと=集団的自衛権を行使しないこと。という比喩が本当にお気に入りのようで、何度も出てきます。

友人と自分がヤクザに袋小路に追い詰められ、まずは友人がやられている、このままだと次は自分がやられるのが必至、という状況ならば、自ら戦う必要性が高くなると考えられます。
国際法における集団的自衛権の行使というのは後者のような場合です。(p. 88)


でも、実際に集団的自衛権が問題となってきたのは、ヤクザがいちゃもんをつけるような形のケースなのです。集団的自衛権はそういう風にも使えるから批判が絶えないのです。
なお、この比喩の使い方で一つ気づくところがあります。なぜこの状況下で「自分」がヤクザと戦うのか。これは「次に自分がやられる」からなんです。正義からきているのではないです。友人に対する義侠心も関係ありません。要は自分の安全だけが根拠です。本質的には常に一国平和主義の立場から考察する思想的枠組みです。
これも、石破さんが常に「合理的に」、感情や正邪を考慮に入れずに、国民の安全のみを最大の優先度に、問題を考え抜いてしまっているからだと思います。

こういう意味で一貫してはいます。だけれども、一国の安全保障の将来を背負う政治家としては、決定的に歴史の教訓や国際政治の叡智に基づく教養に疎すぎると思います。

また全部読んだ後、もっと全面的に意見を述べてみたいと思います。
スポンサーサイト
ロシアによるクリミア併合は許されない
誰のどういう動機によるものであれ、他国の領土を分け取りすることは許されない。こういうコンセンサスが確立している意義はおそらく人類の将来にとって死活的である。一歩だって後退してはいけない。

クリミアの住民投票結果で是々非々になってしまう人もいる。だがウクライナの国家主権はどうなるのか?
あるいは、そもそもは欧米が背後で糸を引いて政変が起こったことにきっかけを求めてロシアへの批判をあいまいにしてしまう人もいる。だが、これはあくまでのその人の判断。また、結局はウクライナ国内の政変の話だ。公式には欧米は関係ない。ロシアのむき出しの侵略とは全くレベルが異なる。

国家主権の原則。侵略禁止の原則。これらはそれほどまでに厳格なものだ。かつ、原則として世界のコモンセンスがほぼ受け入れている。これは20世紀までの戦争の経験をへた英知の結晶だ。原理的にこの原則を堅持してまったく構わないし、そうするべきものだ。この立場からロシアを批判するものを、「物事のあれこれの面を見ない単純ナイーブなやつ」と思うかもしれないけれど、それは間違っていると言わせてもらう。

これら原則は、あれこれの事情で相対化してはいけない。たとえクリミア住民の多数の意志に背こうとも。たとえその結果が欧米の裏での暗躍を助けることになろうとも。もちろんたとえロシアとこの間うまく関係を作ってこれたといった事情があろうとも。それはなぜか。

こうして相対化すれば、世界をカオスに叩き込み、軍事的経済的強者が弱者を蹂躙する国際秩序に舞い戻るからだ。気候変動、環境破壊の危機、食糧や水、エネルギー資源のひっ迫が目の前にあるこの時点で、しかもグローバリズムの虚妄が国家主権に足枷をはめ、国民の英知を集めることをかつてなく困難にしているこのタイミングで、世界中に核兵器が蓄積され、拡散されているこのタイミングで、軍事覇権自由勝手のカオス世界への逆戻りを許してはならない。これを許せば人類はまさにお先真っ暗。こういう性格のまさに死活的問題だ。

プーチンは人類の英知に唾した暗愚の政治家である。世界の良識で包囲し押しとどめなければならない。
武器輸出3原則撤廃に反対する
武器輸出原則禁止から原則容認に変えようというのが今回の動きだ。「禁止原則」から「移転原則」にしようということ。

しかし、あえてわかりにくく、国民が誤解をして「安心」するようにしているとしか思えない。
「禁止条件を明確に定めることが必要」と防衛大臣が言っている。だから、「そうか。厳しく規制するのが基本なのか」なんて解釈してはいけない。要するに、基本は容認なので、禁止条件をこまかく定める必要があるということだ。
「紛争当事国への輸出は禁止」が条件。とNHKも伝えている。だったらイラク戦争のような事態への加担もせずに済むだろうし、紛争を抱えていそうな国には関係しなさそうだから安心。と思うかもしれない(僕もはじめそう思ったくらいだ)。
だが実はこれも全くの誤った解釈。どういうからくりかというと、「紛争当事国」を、「国連安保理決議の制裁などの措置を受けた国」と定義しているのだ(これを正しく伝えているニュースはネットでは珍しいので御用心)。
イラク戦争の米国にも本格的に武器輸出可能。クリミア半島での紛争にもどちら側にだって武器輸出可能。

武器を輸出しないことを公言していることにより、国際社会で日本を独特な位置にある。このような国は本当に貴重だと思う。この立場を捨てるべきではない。平和国家の看板を捨て去ったら日本はただの中途半端な「ふつうの軍事大国」になるだけ。本当につまらない選択だと思うのだけれど。
安倍政権のタイムリミット近づく
相変わらず高支持率をつけているけれども、安倍内閣を担いでいる人々はその深刻な実態に気づいているだろう。

安倍政権のどん詰まり状況を指摘するよしりんのブログと、「ライジング」 Vol. 77は必見だ。
まずアベノミクス「成功」の綻びが見え始めていること。株価は少し上がったかもしれないがその後低迷。貿易赤字は拡大の一途。賃金は下がり続けている。景気も好転する兆しがない。この状況下で来月の消費税増税は破壊的な影響をもたらしかねない。
秘密保護法を無理やり通して集団的自衛権の容認を打ち出し、河野談話の見直しを公言し、近隣諸国との関係改善を不可能にした。ロシアの軍事行動も容認し、歴史認識に関する失言が続く。
これが何を意味するのか。

「ライジング」を読んだらわかる。お勧めだ。
編集長福島原発を見る
編集長が福島での「音楽の集い」主催のため福島入り。福島原発をその目で見てきた
福島の農民連の皆さんとの交流の様子が記されている。交流相手の方は、農業ができなくなった南相馬市の土地にソーラーパネルを設置しているそうだ。土地を確保し、何十年先だろうがいつか帰る。という意思表示だそうだ。いい話だなぁ。
宇都宮選対は次をにらみ本気で選挙を総括しようとしている
この総括草案、率直に言ってすごいと思った。
それから、選挙を注視してきた身からすると、非常によくわかる総括だ。
まだ草案だそうだから、もっと詳しく長くなるのだろう。

宇都宮けんじのページは選挙が終わってからもしっかり着々と更新されている。すごいことだ。

ここに底知れない宇都宮パワーを感じないか?
このパワーに伝染した市民がいっぱい東京デモクラシーを支えている。
すこし反省しています
昨日はネトウヨに対して少しつらく当たりすぎたと反省しています。彼らがエキセントリックになっているのも、今の閉塞した時代状況を変えたいというマグマの表れだと僕は思っているのです。

東京都知事選挙では、若い層では田母神・宇都宮の順でした。こういう田母神層は、今のごまかしに満ちた時代状況に風穴を開けたいからこそ田母神を支持したのだろうと思うんです。舛添に票を投じて安穏としているような層よりもむしろ、田母神に願いを託そうとする層の思いの方が、僕はずっとよくわかるような気がする。

こういう人たちに届くような論建てを僕も工夫しないといけないですね。そうしないと、彼らのエネルギーは、まったく違いことに利用されてしまいかねないですね。ネトウヨを蔑んでいては駄目なんです。
ウクライナに対して日本政府はもっとはっきり言うべき(志位氏)
ネトウヨたちの素朴な共産党観がわかって面白い。
ウクライナへの軍事介入に大甘な日本政府を批判した志位さんの発言にかみつく。けど的外れ。

1 :そーきそば ◆EPu6enAv3A @そーきそばΦ ★@転載禁止:2014/03/06(木) 16:26:18.65 ID:???0
 共産党の志位和夫委員長は6日の記者会見で、ウクライナに軍事介入したロシアへの日本政府の対応について
「言うべきことを言っていない。国際法に反しており、中止すべきだと正面から言うべきだ」と述べた。
「この問題でロシアに遠慮したら北方領土問題が前に進む、と思ったら大間違いだ」とも語り、領土問題と切り離して対処すべきだと主張した。



825 :名無しさん@13周年@転載禁止:2014/03/06(木) 21:08:42.58 ID:9zGl9zEm0
>>1
直接お前が言えば?



こちらをどうぞ。

903 :名無しさん@13周年@転載禁止:2014/03/06(木) 22:10:13.63 ID:xw5ay5W20
ウクライナよりも日本のことをもう少し気にかけてもらえませんかね?
尖閣諸島や竹島とか北方領土とかもね。
あんたどこの国の政治家?



そうですね。

915 :名無しさん@13周年@転載禁止:2014/03/06(木) 22:15:44.33 ID:zhZF/wAy0
こいつらは中国には何も言わない
韓国にも何も言わない
ロシアには言う

934 :名無しさん@13周年@転載禁止:2014/03/06(木) 22:22:51.30 ID:Rh2cLzqe0
中国に何も言わない共産党が何を言ってもなあ



ほんとだよね。
結局脳内の共産党への文句なんですね。まぁ共産党はブサヨの親分だと純朴に思い込んでいるからですけど。

ちょっと違う方向からの文句はこちら。

822 :名無しさん@13周年@転載禁止:2014/03/06(木) 21:06:04.71 ID:gL6I6ZCe0
ロシアが軍派遣しなきゃ内戦になるだろうに

926 :名無しさん@13周年@転載禁止:2014/03/06(木) 22:19:19.97 ID:xw5ay5W20
>>914
でも、北方領土の交渉なんかよりもクーデター派に資金提供してたアメリカに乗っかろうとしてるよね



こちらは、他国の政争や内戦に大国が軍事介入するのを当然視する人たち。あるいは、資金提供と実力行使の明白な違いが分からなくなっている人たちですね。批判としては成り立っていないと思います。
ウクライナの政変がクーデターであっても、その主体がネオナチ的であっても、なお軍事介入は許されないんだ
ウクライナの政変はクーデター的であったという指摘がある。また、この政変においてはネオナチ的な勢力が重要な役割を果たしており、とても平和的な政権交代と言えないと。欧米側の直接間接の介入が背景にあるとも。
そうだろう。
だからといって、ロシアの軍事介入は許されないのが国際政治の公理だ。陰謀による影響力の行使と、公然たる介入とは全くレベルが違う。

一方で安倍政権は別の思惑からロシアへの批判を鈍らせている。どうしようもないことだ。
石破氏の暴言。伝えるは赤旗のみ
ウクライナへのロシアの軍事介入について石破氏は、自国民救出になぞらえてこれを「当然のこと」と擁護した。
記者会見で公に述べた発言。

「ウクライナにおける(ロシア軍による)自国民保護ということなのであって、日本流に言えば邦人救出という話だ」「武力の行使とか、武力介入という言葉とは少しニュアンスを異にするのではないか」


この擁護が成立すれば、日本はどこにでも軍事介入できる。自国民がそこにいて、何か危険があれば介入ができる。もちろん中国も、アメリカも。いやそれどころではない。米国にいる日系人を助けると言えば、日本も米国に軍事介入可能だ。ロシアが助けると言っているのはロシア人ではない。他国のロシア系住民なのだから。

軍隊をどこにでも出して自国民を守るのが合理的で、主権国家の当然の行動だと石破氏は思いこんでいる。だが、このような行為を許していては、国際社会は成立しないのだ。ところが石破氏は、日本が平和憲法を持っているから特別に極端な平和主義的対応をさせられていると、どうやら本気で思っている。違う。世界も戦争は全力で回避しようとしているのだ。
石破氏の立場こそ本当の平和ボケだ。
世界では当然の平和を維持するための公準を、平和憲法の特殊な立場に基づくものと誤認し、丸ごと捨て去ることが世界標準に戻る道だとまじめに信じている。ネトウヨレベルの認識。悲劇的に間違っている。

この暴言は昨日の記者会見での出来事。それなのに一日以上たったいまgoogleニュース検索をしても赤旗と、それをソースにした2chスレと個人ブログしかひっかからない。これはどういうことなのか。
この世に赤旗がなかったらこの発言は葬られていたということだ。マスコミ編集者の不見識も嗤わせてもらう。
ウクライナの件はどっちもどっちで片づけてはいけない
この件はロシアに一方的に非がある。
こういう立場に立たないのなら、軍事的に力のある国が他国を蹂躙してまったく構わない世の中を許すことになる。
20世紀の大戦をもとに人は学んだはずだ。民族自決の原則がいかに重要か。軍事的優位で物事を決めない建前を確立してきたのではなかったのか。
今回の事件を「欧米とロシアの対立」にしてはいけない。
ロシアを包囲し孤立させる立場に立つべきだ。
貿易赤字の原因
貿易赤字を原発停止のせいにすることがどれくらい健全な議論か。
巨額貿易赤字が示す経済構造の大変化=佐々木融氏
を推薦したいと思う。

宇都宮さんの都知事選挙に対する手ごたえ
孫崎享さんと、山田正彦さんの「TPP秘密交渉の正体」出版記念パーティーでお話をした時の宇都宮さんの様子が、孫崎さんのブロマガで紹介されている。
ほぼ僕の都知事選挙の充実した受け止めと重なっているように思い、心強かった。

TPPを契機にしてまたそうそうたる面々が集まっている
日本はまだ終わっていないと感じる。


プロフィール

わにぞう

  • Author:わにぞう
  • 理系研究者です
    自転車で遠くに行くのが好きです
    ↑は、日本最南端の碑

最近の記事

TBポリシー

このブログは、言及をした場合にトラックバックを送るという原則を堅持します。ただし、このブログに対する非言及トラックバックは許容します。理由はこちら

ブログ内検索

バナーエリア




「キャプテン」イガラシ全国大会版アニメ化を
応援しています
「キャプテン」近藤版も期待しています

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。