わにぞう日記
日常のなかでいろいろと見たり考えたりします。でも、多くは忘却してしまいます。何かの時に思い出せるように。交流の中で意見が深められたり変わったりするのもおもしろいですね。
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メディアリテラシーについて
最近良く見に行っている「村野瀬玲奈の秘書課広報室」の記事から、以下の部分を忘れないように引用。

報道読み取り能力(メディア・リテラシー)が弱いというそんな弱点を意識しなくて大丈夫ですか、克服しなくて大丈夫ですか、多数派になんとなく従うのではなくて自分の頭で考える習慣が必要ではないですか、思い込みを信じ続けるのではなくてデータや事実で確かめる必要はないですか、などなどと言いたくて、そんな記事も過去にいくつか書きました。袋小路から出られない思考法にからめ取られている例や、いつの間にか誤った知識を持ってしまっている例を出しながら...。



面白い表現だと思ったのは、「袋小路から出られない思考法にからめ取られている例」だ。こういう膠着に陥っている例がけっこう多いのではないかと思う。たとえば「消費税か財政再建か」といった問題設定にいともやすやすとはまってしまう。気をつけないといけない。
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安定した税収が得られる・・だから消費税?
NHKの参議院選挙特番を見ている。

少し前のエントリーで見たとおり、法人税と所得税は景気の変動に影響を受けて、増えたり減ったりしている。消費税は驚くほど堅実であることがわかる。自民党の石破さんが、だから「大切な福祉の財源には消費税を」と言った。大切なものには法人税も所得税も使えないというのである。まったくおかしいことを言っていると思う。財政によって景気の変動を吸収すればいいことだろうに。財政を完全に単年度主義でやるつもりなのか?

日本経済の特徴として、最近雇用者所得が減ったということがある。なるほど。お金を投資してくれそうなところに集中的に投資することが大切だと思っているのだ。国民の所得が増えたとしても、それは使われないかもしれないからだ。科学技術で国際競争力を! という主張も同じ流れのものだ。経済の国際競争力に結びつく分野だけを重視するのだろう。

この流れはずっとやってきた流れなのだ。法人税もずっと軽減してきたし、消費税はその穴埋めに使われてきたといってもおかしくない(どれがどの穴埋めか、ということについては、お金に色がついていない以上、主張するものの考え方によって変わりうる。だが、消費税の税収と法人税減税の税収がほぼ対応していることは事実だ)。今可能な成長戦略は以下の二つに一つだ。これまで20年近く散々試してきたとおり、国際競争力を支えさえすれば日本は大丈夫だという道を進むのか、それとも「貯蓄に回ってしまう」なんて決め付けを言っていないで、国民の所得を増やす方向に舵を切るのかだ。

議論を聞いていて、つくづく大企業にものの言えない政治家ばっかりだと思う。法人税をもっと低くして差し上げなければ大企業の皆さんは出て行ってしまわれる。たいへんだ。国民にお金を上げても無駄だから、大企業の皆さんにお金をお渡ししてご活用いただかなければならない。・・・

彼らなりにまじめに考えているんだろう。結局経済は大企業が決める。という立場から考えたらこうしかならないんだろう。消費税を上げるしかないのもわかる。というわけだ。

いやいや。ちょっとこれは無風の世界で考えたお話だな・・ 経団連は4月に「成長戦略2010」を出した。経産省の同じような名前の「新成長戦略」は6月だ。民主党政権の深部で進んでいた方向性はあくまでもこの方向であって、着々と進んできただけである。民主党の政策はまるごと財界のマスコミを巻き込んだ強烈な攻勢の前に屈したというしかない。

あと、消費税を社会保障のためだとだけ主張するのは公正な議論とはいえない。消費税をあげる理由をきちんと主張するべきだ。日本企業・多国籍企業の国際競争力を強めることが経済政策として至上であり、さらに法人税減税をしなければ日本の経済は沈没する。消費税を抑えるなどして国民経済にまわしても、貯蓄されるばかりで使われない恐れがあり無駄になるので、意味がない。だから消費税をふやすしかないのだ。と。

沖縄への対応について。日本の自衛隊で分担することはないか。という。自衛隊との分担論なのだが、米軍との一体化との関係について警戒する必要がある。

戦争を抑止することが日米同盟のベネフィットだ。という。なぜ普天間をお引き取りくださいといえないか。つまるところ、普天間無条件撤去を主張することは戦争を引き起こすことだ、と考えているということだ。ものすごいなかばトンデモな認識だと思う。

日本の安全保障を超党派で考えていこう、という話がある。いいだろう。普天間の撤去で日本は戦争になるというお話を拝聴しようではないか。米軍基地をどのように再編することが可能か、不可能か、さまざまな立場かが国民の前で議論しようではないか。共産党もこの議論から逃げないでもらいたい。何も即時米軍基地撤去でなければならないとか、自衛隊の解消を無条件に言っているわけではないのだし。国民の世論を背景に一致できるかなり押し返せる線を見出すことが可能だと思うのだ。少なくとも沖縄の悲願である普天間無条件撤去、より合理的な形への米軍基地の再編を実現可能だと思う。

軍事情勢をどう見るか、といった点では、国民の中でいかにして合意できるものを作っていくかが大切である。これに関しては単に「大丈夫」だと言うだけではだめだ。
租税負担率のわかりやすい情報
いくつかわかりやすい説明をしているサイトがあったのでまとめておきたい。
「みんなの歯科ネットワーク」による「国民負担率」のページ
財務省による「わが国税制・財政の現状全般に関する資料」のページ
いずれも客観的データを取得するうえで大変便利である。

共産党の過去の国際的な核兵器政策・安全保障政策
浅井基文先生のコラム「21世紀の日本と国際社会」の記事は、以前より共産党の政策には注目してきたものとして、いろいろと感じるところがある。日本共産党の国際政策や安全保障政策は、国際情勢とともに少しずつ変化して今日に至っている面がある。浅井先生の指摘をよく読むと、核兵器廃絶や日本国憲法9条遵守の立場の評価を行うには、国際社会や安全保障の問題に対する事実に即した分析が必要であることを主張されているものである。当然のことだと思う。国際社会の現実の中で、たとえば核兵器廃絶へ向かう理想を実現する上で、「あらゆる国のあらゆる核実験に反対」というスローガンが適切かどうか。たとえば当時のソ連や中国の核兵器についてどういう態度をとるべきか、あるいは日本の軍備の全廃を機械的に正しいとしてよいのか。といったことについては、総合的な視点からの冷静な評価が必要だ。この点で、日本の共産党の政策の変遷についても、さまざまな検証が求められるだろう。

最近この点では政策提示の単純化があるような気が僕はしている。そのひとつの表れに、今回の志位委員長訪米時に飛び出した、部分的核実験停止条約に反対した運動に対する評価の不当に思える単純化(この面では浅井先生にほぼ全面的に同意します。あの評価の仕方は軽薄です。)があると思う。また、意外と知られていないが、1990年代までは、日本共産党は武装中立論を掲げていた。僕は原則的にはそちらのほうが正しい立場のように思う。ただ、共産党も当時の政策の変化について、国際情勢の変化の下で、特殊な立場である9条の完全実施が可能になっているという説明があったように記憶している。つまり、軍備の全廃は通常ではない政策であることを説明していた。この説明があるのであれば、そういうのも「アリだろう」と僕は思っている。とはいえ共産党は現在、(これも意外と知られていないが)自衛隊の廃止に至る道筋についてはかなり慎重な政策を持っていて、当面の自衛隊の存続と、非常時の活用を当然とする立場をとっている。国際環境が9条全面実施を許す状況にあると国民が確信をして始めて、9条全面実施に踏み込むという立場である。その意味では、国民の安全保障に対する議論を前提として進むということであり、普通の「サヨク観」として定着しているお花畑的安全保障政策とは異なる。(だから僕は共産党に着目しているのである)

とまあ、共産党の政策に関する冷静な評価をすることは大切なことであるが、その冷静な検討をするために必要なことは、実はやはり共産党への安定な支持を確保することであるという面もあるのだ。上記の自衛隊政策等についていっても、もっと多くの人が知っていていいはずだ。だが、共産党というと即時自衛隊廃止、自衛隊機械的敵視の政党だと思っている人が多い。そのあたりもきちんと伝えて、より多くの人が共産党に着目をするようになること。そうすれば、共産党内部にしか視野のない議論はできなくなる。そのことにより、より広い文脈で共産党の取ってきた路線とその変遷を検証することができる環境が整うことを願っている。いずれにしても、参議院選挙直前という状況の下でこの問題を提起しても仕方がないだろうと思う。終わったらどんどんやったらいいけれど、共産党の良識のある人たちも、今はちょっと対応不可能でしょう。

今回の志位委員長の訪米については、外務省の重鎮であった浅井先生からすれば、確かに不満な米国の対応だということはうなずける。でも、あれだけの沖縄の声を直接代弁する行動を行ったことについては大いに評価したい。日米のあるべき関係性をそこに示したことの意味は大きいと思う。あるとないとでは大違いだろう。
思い込みが理解を阻害する
思い込みがあると、きちんと書いてある簡単なことも読めなくなり、話がまったく通じなくなってしまう場合がある。だいたいにおいて、対象を鋳型に嵌めて捉え、すべてそれで捉えられたと思い込むからそうなる。昨日書いた「超左翼おじさん」ブログに登場したコメント子の場合もその一種である。
でも、こういうことは良くあることで、けっこう著名な人もそのようなわなにはまってしまう場合があるようだ。
[READ MORE...]
民主党政権にまじめに期待をしていた人たちもいることを考えてみた
民主党政権の誕生に、非常に大きな期待をしていた人たちがいた。僕はもう少しさめたところから見ていたから、昨今の鳩山・菅の体たらくは冷静に評価できるし、強い批判的な気持ちもストレートに表現できるからいい。だけど、考えてみるとこういう民主党政権の状況に対するもっとどす黒い怒りをもっている人たちがいるのではないか、と思うのである。真剣に民主党政権に期待をしていた人たちだ。
普天間ですらゼロどころかマイナス回答。税制にいたっては相変わらずの弱者切捨て強者に温情の消費税増税と法人税減税政策。これはちょっとひどすぎるのではないか。と思う。
どうしてこんなことになってしまったのか、よく考えていきたいと思った。

そしてまた、そういったブログたちの論調の中に、胸を打つような発言が出てきているのを見る。ほんとうにあきらめずにがんばろう。
普天間の撤去に脅えるかわいそうな親米ポチたち
普天間の撤去すら「抑止力」のためとして認めようとしなかった民主党政権。米軍には指一本触れさせようとしないその心は、すこしでも米軍の駐留が減らされるともう日本は守れないという極端なアメリカ依存の態度である。
注目の「超左翼おじさん」のページで、面白いやり取りがあったので引用しておく。

[C4826] fellow

>第三海兵遠征軍の多くはグァムに移転するわけだけど、もし普天間の無条件返還が実現したとして、どんな悪影響があるのさ?

それだけ自信があるなら、お前ら左翼が「俺が保証する」と言ってみろよ。「米軍が撤退しても日本の平和は絶対に破られない」と。
ここの左翼は全員口先だけのヘタレか?
「共和国が拉致をするはずがない」と信じ込んで、その後罪悪感も持たずに朝鮮総連の擁護ばかりしてるアホばかりか?



してやったりと思っただろうなぁと思うんだけれど、ここに集う人たちはちょっと勝手が違ったね。

[C4828]
>それだけ自信があるなら、お前ら左翼が「俺が保証する」と言ってみろよ

はい、保証します。任せてちょうだい。

もし海兵隊が撤退したがために敵が攻めてきた時は、ウヨクの方々には責任がありませんから真っ先に敵から逃げてください。



完全に切り返されてしまいました。

へたれのfellow ww
左翼は国のために戦うといってるぞ
おまえは真っ先に逃げそうだな
アメリカ人の後ろに隠れていればいいんじゃねw

 それにしても普天間廃止したところで日米同盟は存続するのに、よくここまで怯えられるものだな。
「お前ら左翼が「俺が保証する」と言ってみろよ」には笑わせてもらった。

 自分の国を自分で守る気概のない民族は滅ぶぞ。
 へたれのfellowは 日本をカルタゴにしたいのか?



本当に普天間基地ひとつ手をつけることは日本の安全保障を無にすることなのか。自衛隊存続論者も廃止論者も、護憲論者も改憲論者も、日本の安全保障を本当に正面から論じれば、きっと沖縄の悲願に日本全体で応えていこうという結論に向かうものと思う。孤立するのは、かわいそうな親米ポチたちだ。

それにしてもどうして普天間で思考停止する抑止力論者が横行するのか。結局のところ百パーセントの安全を他者の保証してくれる制度に求めようとするメンタリティーを感じる。お花畑的護憲論者と好対照を成している(いや、じゃなくて、コインの表裏、と書くべきでしたね)ように思う。

それから、左翼と見るとすぐに「拉致をウソと信じている」とか「朝鮮総連を擁護している」とか思い込んでしまって公言してはばからないのはどういうことなんだろう。少しだけ相手の主張を聞くだけでも、もっといろいろだということはすぐにわかるだろうに。こういうのを「バカの壁」というのだろうな。

明日時間があったら、また別の話で、けっこう有名な人が見事に「バカの壁」を演じているのを見かけたので、その話をしたいと思っている。

消費税増税で税収はどうなるか
税収の推移

この画像を見てけっこうびっくりするのは、消費税がいつの間にか法人税を追い抜く勢いだということ。ここで消費税を倍にして、法人税は激減させるということになるとどうなるか。グラフを見て少し考えれば明らかだ。日本の税金は基本的に個人個人が払う制度になるということである。日本は法人税が高い、外国なみにしなければ日本は沈没、とマスコミはいうけれど、外国はみんなこんな風なのか? かなり疑問だ。

それにしても、事情の異なるギリシャの例を無批判に根拠として消費税増税論議を絶賛して見せた朝日新聞の社説がけっこうあちこちのブログで嗤われているのはおもしろい。

「ザ・コーヴ」上映自粛の動きについて
ちょっとひとこと言いたい。
内容についてはまだ見ていない(映画館に行く暇がない)ので、なんとも評価できない。確かに上映反対派が言うように、製作者たちに反日的な偏見や意図があるかもしれない。でも、なぜ暴力をもってその上映を阻止する必要があるのか僕にはまったく理解できない。内容を批判すればよいことである。
上映反対派がそこまで激しく焦燥しているのは、このような「反日的」なプロパガンダによって、日本国民がその民族的な誇りをほとんど失ってしまったように見えているからだろう。日本国民の現状に半ば絶望し、日本国民の前で議論をすると負けると思っているのだろう。そして、法秩序のもとでの社会制度の維持を放擲してもかまわないほどの重大事態をそこに見ているのだろう。だが、食習慣に対する海外からの乱暴な干渉に対しては、非常に強い反発を見せる日本人は多い。この映画の内容を反対派がいったいなぜそこまで恐れているのか僕にはまったくわからない。情勢判断をまったく誤っているように思う。
日本民族の誇りを確認するために、内容を見せて、堂々と議論をする。僕はどういう方法を採りたい。邪魔しないでもらいたい。映画の上映機会を圧殺する動きには反対させてもらう。また、映画文化のプロたちには、必要な迷惑を周囲に与えてでも必要なリスクをとる勇気を持てといいたい。

とはいえ、上映反対派の論理自体はいちどしっかり検討してみたいと思っている。
再開いたします
超多忙な状態はあまり変わっていませんが、世の中は動いています。抑止力論での米国へのより深い従属的立場への沈潜や、相変わらずの「成長戦略」論の跋扈など、放っておいたらどこまでも悪くなっていく感じです。このブログ自体にはたいした力はないわけですが、自分の見解を研ぎ澄ます上ではとても役に立つ場です。再び折に触れて活用させていただこうと思います。


プロフィール

わにぞう

  • Author:わにぞう
  • 理系研究者です
    自転車で遠くに行くのが好きです
    ↑は、日本最南端の碑

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